防風林が守る島の暮らし
2017.10.20今回は花と緑豊かな宮古づくりをモットーに活動されている
美ぎ島(かぎすま)宮古グリーンネットさんを取材してきました。
宮古島は沖縄の中でも山がなく、緑地が少ないのが特徴です。
まとまった緑地は大野山林くらいですもんね~(・_・;)
宮古島中の緑地を集めても、伊良部島と同じくらいの面積にしかならないそうです。
その様な森林の少ない宮古島で、美ぎ島 宮古グリーンネットさんはどの様な活動されているのでしょうか。
遡ること14年前。。。
平成15年9月、宮古島は猛烈な台風14号に襲われました。
電柱は軒並みなぎ倒され、風力発電用の風車も倒壊。
サトウキビやビニールハウスも倒壊するなど農業にも大きな影響が出ました。
この災害を教訓に防災に強い島づくりをするとともに
花と緑に包まれた宮古づくりを始めたのが美ぎ島 宮古グリーンネットさんです。
メインの活動は防風林になる木々の苗を植えること。
そして植えた木を育てるといった植林・育林活動をボランティアで行っています。
防風林は台風や潮風から農地を守る役目だけでなく、干ばつ被害対策や水源かん養の役割も果たしてくれるそうです。
水源を地下ダムに頼っている宮古島にとって、森林は重要な役目を担っているということですね。
ただ、防風林を必要とする場所は風が強かったり、潮風が直撃したりと過酷な土壌であることが多く
防風林を育てることも簡単なことではありません。。。
しかも植えれば終わり…ではなく、植えたらきちんとお世話を続けなければなりません。
苗木がある程度大きくなるのには5年以上かかりますし、年々管理する木や土地は増えていきます。
長い時間をかけて木々を増やしていくためにも、サポートしてくれる人手や財源の確保が課題になっています。
~100年後のこども達に緑の美ぎ島を残すために~をモットーに
これからは、防風林だけでなく宮古島の花の名所になるような場所もつくっていきたいと話して下さいました。
次回は平成29年11月8日(水)午後3時から、下地 積間地区で行われます。
作業内容は、下刈り等となるそうです。ご家族、お友達を誘って是非参加してみて下さい♪
詳しくは美ぎ島宮古グリーンネットさんのHPをご覧ください。
※ボランティア活動への参加は会員でなくても参加できるそうです(^^)