千年先の、未来へ。

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エコな気持ちの循環を理想通貨制度の目指すもの

いいコトをしたら、ちょっといいコト

この島にいいコトをした人に、ちょっといいコトでお返しする。そんな細やかだけど、地域を想いやる気持ちの循環を可視化できないだろうか。この島にやさしいコトをした人に、ちょっといいコトが起きる。いわば、エコな気持ちのエールの交換です。 例えばビーチクリーンやエコアイランドに関わるイベントに参加すると理想通貨をもらい、帰り道に寄った理想通貨協力店(理想通貨に賛同しサービスを善意として提供してくれる事業者)でドリンクサービスが受けられるといったイメージです。つまり、理想通貨がたくさん使われれば、宮古島はもっともっとエコな島になるのです。 そのような世界観を市民のみなさんとのワークショップ実施する中で描き、理想通貨は誕生しました。 理想通貨は、2019年にグッドデザイン賞地域コミュニティづくり部門賞をいただき、現在までエコアイランド宮古島のコミュニケーションツールとして活用されています。

理想通貨のしくみ

理想通貨は、市役所・民間事業者・市民が参加して初めて成立する産官の取り組みです。市役所は、理想通貨を印刷して管理をしています。また、島内の事業者に理想通貨の意義について説明をしたり、協力店の相談窓口として対応にあたっています。さらに、エコアイランドに関連するワークショップやイベント、出前講座などを実施して、来場者に理想通貨を配布しています。理想通貨制度に参加している協力店は、理想通貨の使えるお店として理想通貨を持って来店した方々にサービスを提供しています。
提供されるサービスは、市の予算で賄われるわけではなく、エコ活をする人々へのエールとして協力店の善意により提供されます。理想通貨に参加することでエコ活を支援したい!!と参加する事業者さんも増えてきました。参加する市民のみなさんも、理想通貨を使うことがエコ活が広まるきっかけになると積極的に活用いただける事が増えてきました。このように理想通貨は、市役所・民間事業者・市民のそれぞれの立場からの共感があって成立するしくみとなっています。

理想通貨の種類

理想通貨は「1M…グルクン」「5M…ミヤコカナヘビ」「10M…がじゅまる」「20M…サシバ」「50M…パーントゥ」の5種類となります。Mは「みゃーく」と呼びお金の単位を表します。高校の写真部と共同でモチーフ探しをして撮影したり、挿絵については教科書に出てくる細密画を描かれている職人さんにお願いして描いていただきました。地紋や書体なども、本物のお金のディテールを見本に制作し、そのおもしろさから今でも雑誌やメディアからの取材依頼があり、エコアイランド宮古島宣言2.0の普及や周知に役立っています。使うだけでなくコレクションをする方々もいます。さあ、エコ活をして理想通貨全種類をコンプリートしましょう!!