宮古島発!新蕎麦試食会レポート⭐︎
2018.5.30
今月、5月15日(火)に宮古島で生産された蕎麦の新蕎麦試食会がファーマーズキッチン『あらだてぃ』さんで行われました。
宮古島の下地市長や、市役所職員、蕎麦作り関係者などなど、この日は招待された関係者のみでの試食会でした。
宮古島市での蕎麦作りは地元高校生宮古島総合実業高校の皆さんのアイディアから生まれ、宮古島穀物生産組合 会長 新里五尾さんを中心に生産に生産されております。(宮古島総合実業高校での活動などについて以前取材したものがございますのでぜひ合わせてご覧ください)
宮古島の蕎麦作りはさとうきび作りの合間に行い、それにより土がキレイになり地下水の保全に繋がります◎
また、地消地産のこの活動がもっともっと広まるためにも宮古島での蕎麦の消費量がより増え、定着するといいですね。
さて、気になるのが今年の蕎麦のお味ですね。
市長に食レポしていただきました!!
下地市長「つるっとしていてこしがあるね〜。新蕎麦らしく青々とした香りがして新鮮さを感じるね〜」
この暑い宮古島ではざる蕎麦は相性抜群ですね◎
また、やはり新蕎麦は香りも抜群でより食事を楽しめますね♪
こちらが宮古島の蕎麦作りに大きく貢献されている立山和宏さん(左)、新里五尾さん(右)です。
立山さんは熊本から今日の日の為に宮古島に来ておりました。この店のオーナーでもあり、熊本で蕎麦を生産されているそうで、宮古島の蕎麦作りの様々なサポートやノウハウの伝授の為に、何度も来島されたそうです。また、宮古島にもっと蕎麦が定着するように、様々な活動をされています。
新里さんは、宮古島穀物生産組合の会長で、宮古島での蕎麦の生産に取り組みながら、他の作物も作っているそうです。立山さんに栽培方法を教えてもらいながら今までやってきたそうです。また、熊本製粉の方もこの日の為に熊本からいらしていて、宮古の蕎麦の特徴などを親切に話してくださいました。
宮古島での蕎麦作りの課題は?お二人を中心に話を聞かせていただきました。
「1.機械の導入、2.蕎麦を生産する人の育成」のこの2点とのことです。
特殊な機械を使うという事で蕎麦作りに興味があっても実際に始められない方が多いそうです。
この壁を超える為に、国からの機械導入の為の費用のサポートや、蕎麦作りの作業が出来る合同施設などがととのえばより多くの人が蕎麦の生産に挑戦できるのではないか、と課題に向けての対策を聞かせていただきました。また、2.蕎麦を生産する人の育成に対しては、蕎麦の生産をやりたい人が居れば、まずは新里さんに連絡をしたら蕎麦の生産に向けての方法を教えて下さるそうです!
宮古島で蕎麦の生産をする上で苦労している点はありますか?と、新里さんに聞いてみると、「蕎麦作りはきび作りの合間にやっていて、毎回違う畑で作るから、畑を貸してくれる農家さんを探すのに苦労しているよ。」とのことでした。
そう話しながらも、ご自身で育てられた蕎麦の花を優しい目で見つめていらっしゃいました。
そばの花々が南風でゆらゆらと揺れてとても優しい気持ちになりました。
(千代田カントリーゴルフの近くの野原集落周辺で今なら蕎麦畑が見れますよ♪)
宮古島での蕎麦の生産がもっと広がり、宮古島の地下水の保全に少しでも繋がるといいですね。
この蕎麦、6月頃からあらだてぃさんにて、ざる蕎麦一杯なんと、500円にて販売されるそうです!この新蕎麦を味わいたい方はぜひあらだてぃさんへ!
また、他にも宮古島の蕎麦を味わえるお店は何件かありますので、宮古島に住んでいる方も、観光やお仕事などでいらした方も、ぜひ宮古島の蕎麦をご賞味ください^^