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Message from ecoislandエコアイランド通信

2026.08.05
お知らせ

社会福祉協議会ってどんなところ?地域を支える宮古島市社協の取り組み

「社会福祉協議会(社協)」という名前は聞いたことがあっても、「どんなことをしている団体なのだろう」と思ったことはありませんか🌱

介護や高齢者福祉のイメージが強い社協ですが、実際には子育て支援や地域づくり、ボランティア活動、福祉教育など、子どもから高齢者まで幅広い世代を支えるさまざまな活動を行っています。

今回、宮古島市社会福祉協議会を訪れ、その取り組みや活動に込められた思いについてお話を伺いました。

「ふだんのくらしのしあわせづくり」を目指して

取材の中で担当者が最初に話したのは、社協は「誰もが安心して暮らせる地域づくり」の推進役であるということでした。赤ちゃんから高齢者まで、障害の有無にかかわらず、地域で暮らすすべての人が安心して生活できるよう、子育て支援や生活相談、地域活動の支援など幅広い事業を展開しています。

社協のスローガンは「ふだんのくらしのしあわせづくり」。日々の暮らしの中で困ったときに支え合い、安心して生活できる地域をつくることを目指しています。

一方で、「社協は介護の団体というイメージが強く、活動が十分に知られていないことが課題です」と担当者は話します。そのため、これまで福祉に関わる機会が少なかった世代にも活動を知ってもらえるよう、さまざまな取り組みを進めています。

子どもたちや子育て世代に寄り添う取り組み

「子どもたちの居場所が足りないと感じています。」

担当者が特に力を入れていると話していたのが、子どもや子育て世代への支援です。2025年6月に開設した「おもちゃ図書館」は、子どもたちが自由に遊べる場所であると同時に、発達に特性のある子どもやその保護者にも配慮した施設となっています。

人が多い場所や初めての環境が苦手な子どもでも利用しやすいよう、おもちゃを借りて自宅で遊べる仕組みも取り入れています。安心できる環境で遊べる選択肢を設けることで、保護者の負担軽減にもつながっています。

また、おもちゃ図書館は個人利用だけでなく、特別支援学校の校外学習や放課後等デイサービスなどにも利用され、地域と学校をつなぐ場としても定着しています。開設から約1年で延べ891人が利用するなど、多くの人に親しまれる施設となっています🧸📚️

さらに、2026年7月からはオムツ給付事業と合わせて絵本をプレゼントする事業や、子ども食堂も始まる予定です。子育て世代が気軽に社協へ足を運び、相談につながるきっかけづくりとして期待されています。

子どもたちへつなぐ福祉の学び

社協では、現在の支援だけでなく、未来の地域づくりを担う子どもたちへの福祉教育にも力を入れています。

経済的な事情を抱える家庭には、新入学児童への学用品支援を実施しているほか、市内の小学校では福祉体験学習も行っています。車いす体験や高齢者疑似体験などを通して、相手の立場を理解し、思いやりや支え合いの大切さを学ぶ機会となっています。

福祉を身近なものとして知る経験は、将来の地域づくりにつながる大切な学びでもあります。

地域の活動を支える存在

社協の役割は、困りごとの相談を受けることだけではありません。地域で活動する人たちを支え、住民同士のつながりを広げることも重要な役割です。

自治会が実施する清掃活動やグラウンドゴルフ大会、クリスマス会などには、「自治会サポート助成事業」を通して活動費を支援しています。住民が主体となって地域を盛り上げる取り組みを後押しすることで、地域コミュニティの活性化につなげています🤝

また、福祉フェスティバルやチャリティバザー、福祉映画上映会など、市民が気軽に参加できるイベントも開催しています。福祉をより身近に感じてもらうきっかけづくりとして、多くの人が参加しています。

地域のみなさんの支えが地域へ還元される

社協の活動は、会員からの会費や赤い羽根共同募金など、多くの市民の協力によって支えられています。

集まった会費や募金は、新小学1年生への学用品プレゼントや学校での福祉教育、おもちゃ図書館の運営、困窮世帯への支援、一人暮らしの高齢者への歳末見舞いなど、地域に密着したさまざまな事業に活用されています。

地域のみなさんから寄せられた支援が、地域のみなさんへ還元される仕組みが、社協の活動を支えています。

「介護だけじゃない」社協の役割

取材の最後に担当者は、「興味のない人をどれだけ惹きつけられるかが私たちの課題です」と話してくれました。

社会福祉協議会は、介護だけを担う組織ではありません。子育て支援や福祉教育、地域活動の支援、ボランティア活動など、人と人とのつながりを育みながら、誰もが安心して暮らせる地域づくりを進めています。

地域には、困ったときに支えてくれる人や仕組みがあります。そして、その仕組みは地域に暮らす一人ひとりの参加によって支えられています。

今回の取材を通して、社協が目指しているのは「困ったときだけ利用する場所」ではなく、地域に暮らすすべての人にとって身近な存在であることだと感じました🌺

あわせて読みたい

今回ご紹介した取り組み以外にも、宮古島市社会福祉協議会では、食を通じた支え合いを目的としたフードバンク事業「んまんま」にも取り組んでいます。

エコアイランド通信では、フードバンク事業「んまんま」の活動についても取材しています。食品ロスの削減と食の支援をつなぐ取り組みや、活動に込められた思いを紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
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