Message from ecoislandエコアイランド通信
「食品廃棄ゼロエリア」広がるフードロスの輪
今日は「食」からエコアイランドを考えてみましょう🥕
今、全国で注目されているキーワードに「食品廃棄ゼロエリア」というものがあります。これは、単にごみを減らすだけでなく、食べ物を「資源」として地域でぐるぐる回していく新しい仕組みのことです。
今回は、環境省が推進する「食品廃棄ゼロエリア」の考え方を参考に、私たちの島でできる資源循環のカタチをわかりやすくご紹介してみたいと思います!
「食品廃棄ゼロエリア」って?
「食品廃棄ゼロエリア」とは、一人ひとりが食品ロス(本来食べられるのに捨てられるもの)を減らす努力をし、どうしても出てしまう食べ残しや調理くずをリサイクルすることで、焼却や埋立をゼロにすることを目指す地域のことです。
ただ「ごみを捨てる」のではなく、資源として活用し、環境への負荷を軽減する素敵な取り組みです。
環境省の資料によると、以下のようなステップで「ゼロ」を目指します。
- 発生抑制(Reduce): 需要予測の精度向上や、食べきりの呼びかけで、そもそもごみを出さない。
- 再生利用(Recycle): 出てしまったものは、堆肥(肥料)や飼料、エネルギー(メタン化)として活用する。
この「削減」と「リサイクル」の二段構えによって、これまで「捨てるもの」だった食べ残しを「資源」へと変えていきます。


数字で見る食品ロスの影響
私たちが食べ物を捨てることは、単に「もったいない」だけでなく、環境や経済にも大きな負担をかけています。
- 経済的な損失: 日本全体での食品ロスによる経済損失は年間約4兆円にものぼると試算されています。
- 環境への負荷: 食品ロスから排出される温室効果ガスを吸収するには、国民一人あたり年間10本の杉の木が必要という計算もあります。
特に観光地である宮古島では、時期によって食材の需要が大きく変動するため、この「資源の循環」を仕組み化すると、持続可能な島づくりにおいて素敵な連鎖につながるかも知れません。
外食時の「mottECO(モッテコ)」アクション!
「もっと(motto)食べよう」「エコ(ECO)」「持って帰ろう」という想いが込められた、環境省が推奨する食品ロス削減アクションの共通呼称で、企業の間で広がり始めています。
「衛生面が心配」「準備が大変そう」と思われるかもしれませんが、ここでは実践した際のメリットをあげます。
■ 導入の3つのメリット
- ごみ処理コストの削減: 食べ残しが減ることで、事業系ごみの排出量を抑えられ、処理費用の節約に直結します。
- お店のイメージアップ: 環境に配慮した「エコな飲食店」として、観光客や市民からの信頼が高まります。
- 宮古島の制度活用: 市の「ごみ減量化啓発事業報償金交付制度」など、自治体の支援を活用しながら取り組める可能性があります。
■ はじめ方とポイント
- 「自己責任」のルール: mottECOは、消費者が自己責任の範囲で持ち帰ることを大前提としています。
- 声掛けからスタート: 「持ち帰り用の容器もありますので、よろしければお使いください」といった一言や、ポスターを掲示することから始められます。
- 容器の工夫: お店で容器を用意するほか、お客様にマイボトルやマイ容器の持参を促すのも一つの手です。
京都市の事例では、mottECOを含む啓発活動によって、客数100名あたりの食べ残し量が約46%も減少したという成果も出ています。
観光地である宮古島において、食材の需要変動によるロスを減らし、資源を大切に使い切る仕組みは、「千年先の、未来へ。」つながるアクション。
詳細はこちら: mottECO(モッテコ)導入の手引き(環境省)

食べ残しの持ち帰りに関する注意事項や認知の向上、
食品ロス削減に向けた普及啓発に活用してみてはいかがでしょうか!
今日からできる「島循環型」のためのアクション!
「学習」と思うと難しく感じるかもしれませんが、日常のちょっとした意識が循環の輪を作ります。
- お買い物で: すぐに食べるなら棚の手前から取る「てまえどり」。
- お家で: 自分がどれくらい捨てているか日記につける「食品ロスダイアリー」。
- お店で: 食べきれる量を注文し、どうしても残ったら「mottECO」で持ち帰る。
宮古島市でも、ごみの減量化に取り組む団体への報償金制度など、市民のアクションを応援する仕組みがあります。
私たちでもできるエコ活、いかがでしたでしょうか?