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2022.02.21
特集記事

宮古島サンゴ再生プロジェクト第3弾~サンゴの先生~

 

シリーズでお伝えしている宮古島サンゴ再生プロジェクト。(以前の記事はこちらから)

昨年9月、池間島西側の海中に移設されたサンゴの赤ちゃんたちのその後をリポートしたいと思います!

 

移設後、月1回ぐらいのペースで、藻の清掃などを行いながら、サンゴの赤ちゃんをそっと見守ってきた池間八重干瀬会。

今回は、再び来島された国立研究開発法人 水産研究教育機構 八重山庁舎のサンゴスペシャリスト・鈴木豪先生に、赤ちゃんたちの成長を見て頂いたそうです。

 

▲鈴木先生(一番左)と池間八重干瀬会の皆さん

 

 

▲1つ1つの着床具にライトを当てながら、ルーペを使い、サンゴの赤ちゃんを確認&カウント。

 

▲しっかりと記録していきます。

 

▲移設から4か月、こちらの着床具には、もう肉眼でもはっきりと確認できるぐらい、こんなにしっかりと赤ちゃんが育っていました(≧▽≦)!

 

今回、2カ所に移設した着床具内の赤ちゃんの生存率は平均約80%(水浜73%、イラビジ86%)!!

通常50%ぐらいとのことなので、この80%はかなりの好結果といえるのではないでしょうか。

 

また、今年のGW前ぐらいには、別のサンゴ(ウスエダミドリイシ)の移植も計画しているとのこと。

前回のヤッコミドリイシは400個でしたが、今年のウスエダミドリイシは1600個の移設するそうです。

 

 

▲取材にご対応頂いた池間八重干瀬会の原さん

 

お話を伺いながら、30年後、50年後、この赤ちゃんたちが大きく育って、豊かな海が蘇っていく光景がイメージできました。

池間八重干瀬会をはじめ、島の海を想う多くの方々の日々の尽力に本当に感謝です。

お忙しい中、取材にご対応、ありがとうございました!!