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Message from ecoislandエコアイランド通信

2022.02.27
特集記事

「買う」という行為が、被災した地域を支援する

エコアクションカンパニーの株式会社多良川さんから「ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ様の『買うボランティア』の取り組みにて、弊社商品をご採用頂き、売上金の一部をエコアイランド宮古島へ贈呈したいので相談したい。」とご連絡を頂きました。

買うボランティア」とは、社員の皆様が取り組んでいるという社会貢献活動の一環なのだそうです。

初めて聞く「買うボランティア」・・・(?_?)

一体どんな取り組みなのでしょうか?

エコアイランド宮古島とご縁を頂いたこともあり、

早速、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループの齊藤様と内田様にお話しを伺いました!

 

 

Q1. 買うボランティアの概要を教えて下さい。

A1. 「買うボランティア」は、2011年の東日本大震災をきっかけに始まった取り組みです。

「この未曾有の大震災により、甚大な被害を受けた地域に対して、何か私たち社員にできることはないのか?」

そこで、被災した地域の商品を買うという「買うボランティア」の取り組みが生まれました。

その後も、毎年、自然災害が発生した地域を支援するという形で継続しています。

Japan Community Impact(JCI)という社会貢献活動を推進する有志社員が企画し、実行している様々なボランティア活動の1つです。

年に1回(だいたい秋頃)、オンラインにて全国にいる社員に商品を紹介します。

そして、気に入った商品、支援したい地域商品を購入し、その購入金額の一定割合(商品により異なる)が、あらかじめ決めておいた先に寄付されます。

 

 

Q2. 今回、多良川さんの商品を選んだ理由を教えて下さい。

A2. 今回は、観光地などコロナ(=自然災害)渦により打撃を受けている地域を支援したいということで、沖縄県や岡山県などの広範囲から5~6商品を選定しました。

多良川さんの商品を選んだ理由は、多良川さんがSDGsや地産地消、地域活性化に取り組まれているということで、選ばせて頂きました。

また、多良川さんとお話しする中で、すごく宮古島に対する思いに溢れていたので、多良川さんとご相談の上、寄付先はエコアイランド宮古島(宮古島市)にしました。

▲今回「買うボランティア」の対象商品に選ばれた芋酒「イムゲー」と泡盛「琉球王朝」

 

 

Q3. この取り組みについて、社員みなさんの反応を教えて下さい。

A3. 社員からは、「ボランティアをしたくても、自分に何ができるのか分からないこともあるが、これなら気軽に社会貢献ができる」と毎年みんな楽しみにしてくれています。

毎年300人程度の社員が参加してくれていて、紹介イベントは大いに盛り上がります。

 

 

Q4. ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループさんが、この取り組みによって目指しているのは、どのようなことですか?

A4. 私たちジョンソン・エンド・ジョンソンには「我が信条(Our Credo)」という企業理念・倫理規定があります。

これは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが社会に対して果たしていくべき「顧客に対する責任、社員に対する責任、地域社会に対する責任、株主に対する責任」の4つの責任について具体的に明示したもので、

グループ各社・社員一人ひとりに確実に受け継がれ、さまざまな事業運営の中核となっています。

「買うボランティア」により、社員自身が地域課題を知り、ボランティア入門編として気軽に参加することで、地域社会に対する責任の一端を担っていければと思います。

 

 

株式会社多良川の下地さんは、「数ある商品の中で、うちの商品を選んで頂いたことがとても嬉しかったです。少しでも持続可能な島づくりに貢献できればと思い、寄付先は『エコアイランド宮古島』を選びました。このような社会貢献活動を社員さん自らが取り組んでいて、(ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループさんは)とてもすてきな企業だと感じました。」とお話しくださいました。

「顧客に対する責任、社員に対する責任、地域社会に対する責任、株主に対する責任」の4つの責任のお話に、取材チームも感銘を受けました。
宮古島に住む私たちは、地域の一員として、何に対してどのような責任があるのかと、ふと考えました。

エコアイランド宮古島に対する責任。これからも考えていきたいと思います。

皆さま、お忙しい中、取材ご対応頂き、ありがとうございました!!