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2026.02.19
せんねんプラットフォーム

Island Day 2026 〜島を想う一日〜 当日レポート!

2026年2月15日、宮古島市熱帯植物園にて「Island Day 2026」が開催されました。

本イベントは、「島を想う一日」をテーマに、環境・暮らし・地域活動について学び、体験し、交流する場として企画されたものです。

主催のIsland Day 2026 実行委員会と、
総合地球環境学研究所 Sustai-N-able(SusN)プロジェクト、
一般社団法人宮古島千年プラットフォーム、
一般社団法人YUU
などが連携し、企画・運営が行われました。

当日は、11時から16時まで様々なプログラムやワークショップ、パネル展示ブースなどが実施されました。

・水や環境をテーマにしたろ過や水質検査の体験型ワークショップ
・コンポストづくり・シャボン玉づくりなどの親子向け企画
・環境配慮型商品の展示・販売
・地産食材を活かした飲食ブース
・市民活動紹介ブース

中でも注目は、宮古島千年プラットフォームによる市民活動発表会です!

環境・地域・暮らしをテーマに活動してきた市民2名が、2年間の伴走支援の実践成果を共有しました。
さらに、今年度の伴走支援にチャレンジしている2名によるアイデア発表会も行われました。

自然海岸のルールづくりと地域共存の実践

伴走支援2年目 友利さん🌊

友利さんは、島尻地区でマリン業と購買店を営む立場から、海岸利用をめぐる課題に向き合ってきました。

観光客の増加に伴い、路上駐車やマナー低下、住民や農家との摩擦が深刻化する中、「観光と暮らしのバランス」を重視した取り組みを進めています。

自治会と連携して簡易駐車場を整備したり、利用ルールの制定を提案し、ガイド・事業者が観光客に説明する体制づくりをするなど地域全体で海と周辺環境を守る仕組みづくりを進めています。

生活と観光、環境の調和を目指す実践は、地域主導型の管理モデルとして成果を上げています!

こいのぼり祭りがつなぐ世代と地域

伴走支援2年目 島袋さん🎏

島袋さんは、伊良部島・下地島地域で「こいのぼり祭り」を通じた地域交流の再生に取り組んでいます。
地域行事の減少や世代間交流の希薄化に危機感を抱き、自治会やPTA、商工関係者と協力しながら実行委員会を設立しました。

周辺地域の幼稚園・小学校などの生徒たちが鯉のぼりに色を付け、それらが伊良部島と下地島をつなぐ6本の橋に泳ぎます。
また、古くなったり使わなくなった鯉のぼりの提供を呼びかけ、たくさんの鯉のぼりを泳がす計画も進んでいます。

橋周辺に掲げられたこいのぼりや掲揚イベントは、多くの住民や来訪者を集め、交流の場として定着しつつあります。

行事を通じて、子ども・若者・高齢者が自然に交わる場や「顔の見える関係」を取り戻す取り組みは、地域力の再生につながっています。

今後はさらに、ステージ・交流企画を併設したり、子どもによる鯉のぼりの引き上げ体験など、地域全体のお祭りに発展させたいという思いがあるそうです。

子どもたちが思い思いに鯉のぼりに色をつけていました

地域を再生する「トラック朝市」構想

伴走支援1年目 吉本さん🍍

吉本さんは、幼少期に過ごした熱帯植物園周辺(ジンカヤマ)への思いを原点に、高齢化が進む地域に、再び若者が戻りたくなる環境をつくる、地域再生を目指す活動を展開しています。

生産者が軽トラックで出店する「トラック朝市」は、生産者と消費者が直接交流できる移動型市場です。
無農薬や葉野菜を中心とした農産物に加え、宮古馬の乗馬体験の演出で、子供や家族層にも親しまれています。

「買い物・交流・体験」が一体となった場づくりを通して、地域に自然なにぎわいを生み出すことを目標としています。

毎月1回、朝市が開催されています

日常に根づく「ナイスクリーンプロジェクト」

伴走支援1年目 井上さん🧤

井上さんは、「宮古の海をキレイにし隊」の隊長として、毎月のビーチクリーン活動を続けてきた実践者です。
140回を超える活動を重ねる中で、それでも減らない漂着ゴミ・不法投棄に強い危機感を覚えるとともに、「ゴミ拾いが特別な行動になっている」という課題に直面しました。

そこで、石垣島で既に行われているプロジェクトを参考に立ち上げたのが、「ナイスクリーンプロジェクト」です。
ゴミ手袋が内包されたパンフレットを配布し、ごみ回収参加者には限定ステッカーを進呈。
数種類のステッカーを集めてもらったり、賞状を作成するなど、ゲーム性を取り入れることで、参加のハードルを下げています。

観光客や住民が日常の延長で参加できる仕組みは、行動変容を促す新たなモデルとして注目です!

今後の展開ビジョンとしては

  • 学校などでの出前授業
  • スポーツ団体、部活動チームとの連携
  • 節水やごみの分別・削減を呼びかける公民館など生活全体への啓発
  • 「未来に残そう宮古ブルー大作戦」として展開

など、まだまだゴミを減らすためのたくさんの構想があるそうです。

井上さんが実際に石垣島のナイスクリーンプロジェクトに参加したときのパンフレットやステッカー

島を想う人が集う場

Island Day 2026では、市民活動の実践報告、研究者との対話、体験型学習、地域事業者との交流が一体となって展開されました。

地域課題に向き合う一人ひとりの取り組みが共有されることで、「自分たちの暮らしを自分たちでより良くしていく」意識を育む場となりました。

今後も、こうした協働型の取り組みが、宮古島の持続的な地域づくりにつながっていくことが期待されます。