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Message from ecoislandエコアイランド通信

2025.10.27
特集記事

地下水保全対策プロジェクトチームが発足しました!

宮古島市では、地下水の安全性や農薬の影響など保全に係る諸課題に総合的・横断的に対処する庁内組織として「地下水保全対策プロジェクトチーム」を立ち上げました。
市民や市民団体の不安にしっかり寄り添いながら、安全で安心な地下水保全に努めます。

チームの構成と運営体制

チームは2つの会議で運営され、今後は必要に応じて構成員を追加し、部局横断の体制を強化します。

  • 部長会議
    環境衛生局長、水道部長、農林水産部長、教育部長、企画政策部長、総務部長
    → 対処方針や全体の方向性を協議

  • 担当課会議
    環境保全課、水道総務課、水道工務課、農政課、学校教育課、企画調整課、財政課
    → 課題整理や施策調整など実務を担当

プロジェクトチームの所掌事務

(1) 地下水保全に係る基本的事項の情報共有及び共通認識形成
(2) 地下水保全に係る課題の整理
(3) 関係部局の施策の調整及び実施状況の確認
(4) 関係団体及び市民等との意見交換並びに情報発信
(5) その他市長が特に指示する事項

プロジェクトチームが目指すところ

プロジェクト担当者である、環境衛生局の梶原局長にお話を伺いました。

市民団体などから、ネオニコチノイド系農薬などが地下水や水道水に与える影響、健康被害の可能性について心配の声が寄せられてきました。
これまで市は「宮古島市の水道水は、国が定める水道水質の基準値を大幅に下回っており、安全」と説明してきました。
これはそのと通りだと思うのですが、地下水の上で生活し、経済活動を営む宮古島においては、常によりよい水質を目指し続ける必要があると考えています。
市民の不安に寄り添うためにも、市の関係部局が横断して市民団体などの問題提起にきちんと向き合うこととなりました。

プロジェクトチームは今後、各部署での情報共有を徹底しながら、市民団体などから問題提起されているリスクや課題等について客観的な情報整理を行い、妥当性のある根拠に基づいた予防原則の考え方を踏まえつつ、市として対処すべき・対処できる対策を示し、実施していく方針です。


エコアイランド宮古島として

梶原環境衛生局長、ありがとうございました。

全国的にも珍しい宮古島独特の水源である、地下水の保全。
これは、私たちが目指すべき宮古島市の姿である

「エコアイランド宣言2.0」

1.私たち市民は、島の生活を支えるかけがえのない地下水を守ります。
2.私たち市民は、美しい珊瑚礁の海を守ります。
3.私たち市民は、みんなの知恵と工夫で、限りある資源とエネルギーを大切にします。
4.私たち市民は、ゴミのない地球にやさしい美(か)ぎ島(すま)宮古(みゃ~く)島(ずま)を目指し一人ひとり行動します。
5.私たち市民は、緑・海・空を守り、すべての生物が共に生きていける環境づくりのため行動します。
6.私たち市民は、よりよい地球環境を取り戻し・守るため、世界の人々とともに考え・行動し、未来へバトンタッチします。

地下水の保全は、宣言の第1条でもある重要な課題です。

その大切な水源を守っていくために立ち上がったプロジェクトチームの、今後の情報発信に注目していきたいと思います!