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Message from ecoislandエコアイランド通信

2024.12.10
特集記事

「おきなわSDGsプラットフォーム」から学ぶ宮古島の新たな一歩

私たち宮古島市は、「エコアイランド宮古島宣言2.0」のもと、地域資源の保全と活用を軸に、持続可能な地域づくりを進めています。その活動は、沖縄県全体が掲げる「おきなわSDGsアクションプラン」と多くの共通点を持ち、自然環境の保全や再生可能エネルギーの導入など、SDGs達成に向けた具体的な行動を展開しています。

一方で、沖縄県全体の取り組みには、さらに広がりのある視点や活動が含まれており、エコアイランド宮古島が学べる要素も多くあります。
そこで今回は、沖縄県が進める「おきなわSDGsアクションプラン」と「おきなわSDGsプラットフォーム」の活動内容や考え方について紹介していきたいと思います!

沖縄県が策定した「おきなわSDGsアクションプラン」は、環境、経済、社会の三つの側面における地域特有の課題を解決しつつ、持続可能な社会を目指す包括的な戦略です。

この計画を具体的に支えているのが、多様な主体が協働できる基盤「おきなわSDGsプラットフォーム」です。このプラットフォームには行政、企業、市民団体、教育機関、さらには個人までが参加しており、SDGsの達成に向けた情報共有や連携を深めています。

その規模は約1,700名の会員を抱えるほどに成長し、県全体でSDGsに対する関心と行動が広がっています。

これらの情報発信として、ウェブサイトやイベントを通じ、SDGs関連の最新情報を共有して成功事例や動向を学べる機会を提供しています。また、セミナーやワークショップでは、参加者が直接交流し、具体的な連携のきっかけを作り出しているそうです。

こうした場には中高生や大学生も積極的に参加しており、次世代を担う若者たちが食品ロス削減や地域貢献活動を通じてSDGsに触れる貴重な経験を得ているとのことで、非常に興味深いですよね!

また、宮古島市に所在する企業であり、エコパートナーでもある下記の企業もプラットフォームに登録しています。SDGs達成を目指して他の会員と連携しながら活動を展開し、エコアイランド宮古島の一員として地域課題の解決に向けて尽力しているのです!

・たびのホテルlit宮古島

・株式会社S&Kみやこ島

さらに、「ゼロゼロ地域創生プロジェクト」は、食品ロス削減と生活困窮者支援を両立する革新的な取り組みとして高い評価を受けています。このプロジェクトでは、食品ロスを活用したショップ「ecoeat」を中心に、地域内での資源循環と社会課題の解決を推進しています。

食品ロスとなる食材を再利用することで、資源を無駄にせず循環型の持続可能な社会を目指しています。この取り組みは、地域経済を活性化しながら福祉の向上にもつながる、新しい価値を生み出しており、このように社会的課題を解決しながら経済的な利益も生む活動は、全国的にも注目を集めています。

エコアイランド宮古島では、現時点で「おきなわSDGsプラットフォーム」のように多様な主体が協力する基盤がまだ十分には整備されていないのが現状です。しかし、今後は宮古島市内においても、行政だけでなく企業、市民団体、教育機関、個人が連携できる仕組みを作り上げ、幅広いネットワーク形成をすることが求められていきます。

また、「ゼロゼロ地域創生プロジェクト」のように、社会的課題と経済的利益を両立させるモデルの導入も宮古島にとって重要です。食品ロス削減や生活困窮者支援を地域レベルで実現する取り組みは、持続可能な地域づくりを推進する上で非常に参考になります。

沖縄県の「おきなわSDGsアクションプラン」と「おきなわSDGsプラットフォーム」は、持続可能な社会を築くための先進的な取り組みであり、これらの取り組みから、エコアイランド宮古島が学べることは多くあるのです。
特に、多様な主体が連携する仕組みや、社会課題解決と経済的利益を結びつける具体的なプロジェクトの導入は、とても興味深い取り組みです。

沖縄全体の取り組みから得られる知見を活用し連携し、エコアイランド宮古島が、さらに磨きがかかっていくと素敵です!