Message from ecoislandエコアイランド通信
「島々の日本」に理想通貨が掲載されます!
先日、エコアイランド公式サイトのお問い合わせページから、「島々の日本」という本の編集部から理想通貨を掲載したいとご連絡をいただきました。
理想通貨が掲載される号は秋頃に発行となるそうですが、サンプルとして最新号を一冊いただき読んでみると、日本の島々の様々な特徴やデータが掲載されていてとても興味深い内容でしたので、エコアイランド通信をご覧のみなさんにもご紹介したいと思います!
日本は、広大な海に浮かぶ多くの島々から成り立っており、宮古島もその一つで、豊かな自然や文化を有する一方で、その実像はあまり知られていませんが、この本には宮古島を含む日本の多くの島々の自然環境、歴史、文化、産業、エネルギー、移住や観光など、さまざまな分野にわたる詳細な情報が掲載されていて比較するのも楽しい内容です!

まずは、ラムサール条約。
日本では53湿地が「ラムサール条約湿地」に登録されており、宮古島には、島尻入江や与那覇湾、池間島の池間湿原、八重干瀬などが登録されています。これらの湿地は、周辺の自然環境に重要な役割を果たしていることが知られており、島々の日本には各島の湿地について詳しい情報が掲載されていました。
また、宮古島の大野越排水溝が登録有形文化財としての価値を持つことも紹介されています。改めて地域の独自性と魅力をより深く理解することができます。
産業や就業においては、宮古島は2019年度に農業生産額が島々の中でなんと1位!!!
さとうきび、肉用牛、葉たばこ、マンゴーをなどの農産物が主要な生産物となっています。ゴーヤー、カボチャ、オクラなどの島野菜の美味しさも知られ、それぞれの離島が得意とする農業についても記述されています。

エネルギーの面では、地球温暖化防止や持続可能な社会の実現に向けた再生可能エネルギーの利活用が進められていることが解りました。水力、風力、太陽光、地熱、バイオマスといった資源が活用され、洋上風力や潮流、波力、温度差発電などの海洋エネルギーも注目されています。
宮古島では「エコアイランド宮古島宣言2.0」に基づき先進的な取り組みが進められていることもしっかり掲載されていました!

また、人口減少が進む離島において、移住・定住者の存在は重要です。
テレワークやワーケーションの需要を見据えた高速通信環境の整備も進み、新しい働き方に対応する島が増えています。一方で、住居不足が移住の障害となるケースも少なくなく、移住者の定着には地域住民の理解が必要です。宮古島は移住者を受け入れる仕組みや環境づくりが進んでおり、2017年以降、転入超過上位の1位となっているのです!
観光業も宮古島の主要産業の一つであり、観光客数は石垣島、小豆島に続く3位にランクインしています。国有の自然や独特の文化を有する宮古島は、国内外から多くの観光客を迎えています。
観光業は離島の主要産業のひとつであり、コロナ禍以前、島々全体で観光客数は年間1,000万人以上に上り、季節を問わず訪れているようです。
しかし、医療や交通、産業、教育の充実など、持続的な暮らしを営む上での課題も多く存在します。これらの課題に対処するためには、島の特性を生かしつつ改善するための法律や制度についても理解を深める必要があります。
みなさんも機会があれば、ぜひ一度手に取ってみてください。
他の離島と比較しながら読めて、とても楽しめました。