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Message from ecoislandエコアイランド通信

2024.02.29
特集記事

アップサイクルのために私たちができること

エコアイランド推進課が取り組む温室効果ガス削減に向けて取り組んでいる事業に市内高校生が参加してくれました!

次代を担う高校生が考える温室効果ガス削減アイディアやアクションとは?小さなアイディアがエコアイランド宮古島に向けた大事な一歩につながる!そういった思い出、高校生の普段の気軽なテンションを大切にしつつついて、高校生どうし目線で話し合いアクションへと繋げていく企画「ト-ク&アクション会」の企画をしましたので、その様子をご紹介します。

 

Q1.本日の参加メンバーを教えてください
・総合実業高校生活福祉課生物生産課2年 國吉 広夢さん、総合実業高校生活福祉課1年 浜川 梨さん、砂川 理恵さん、宮古高校普通科1年 長濱瑠望歌さんの4名です。
宮古島市では、現在温室効果ガス削減の取り組みとして「プラスチック使い捨て容器から繰り返し使える容器へと繋がるための試用実証事業」を行っています。どうしたらみんなが繰り返し容器を使いたくなると思いますか?!

Q2.プラ容器→繰り返し容器が進むアイディア
・お店で買うときに容器持参したら、少し商品代が安くなる!30円安くなるだけでも嬉しいけど、50円とか安くなるなら、喜んでいつも持って行って買う。
・お弁当と飲み物買うといつも500円以上かかるから、それが少しでも安くなって500円以内で買えるってなったらお得だからやる!(高校生達の感覚としては、持ち弁と買う人の割合は半々くらい。自分達もお弁当の時もあれば、買うときもある。)
・お店側がそういうサービスがあるってことを、積極的に教えてくれないとわからないから、ちゃんと教えて(そういうサービスを)やるといいと思う。
・やるなら目で見てすぐに分かりやすい説明とか参加を促してほしい。

Q3.プラスチック容器(弁当箱)を減らすアイデア
・自分達で容器を持参する。
・お店側が過剰に容器在庫を持たない。
・容器をプラスチックじゃなくて、紙素材とかアルミ素材にする。
・ぶっちゃけ容器持参以外のアイディアが思い浮かばないかな。テイクアウトとか、コンビニの食べ物とかがプラスチックの容器や袋じゃないものに全部変えてやるってしないと難しいと思う。今のままでやるってのは無理じゃないかな?と思う。実際にやってるとこほぼないしプラスチックの使い捨て容器が身近に溢れているので、繰り返し容器への変更というのは自分ごととして捉えづらい。というのが現状ですが、その中でも「容器を持参する」「割引サービス」「お店側の周知があればやるかも」といった方法を繰り返すことで少しづつではあるが浸透する可能性が見られました。

次に、温室効果ガスを削減するための方法として「アップサイクル」=「捨てずに別の価値を生み出す」を通して活動されている合同会社Beyourselfの南上彩乃さんの取り組みを聞きました。


南上さんは「捨てられるはずだったペットボトルキャップをアクセサリーや角材に生まれ変わらせる」活動を行っています。

Q4.角材を1本作るのに約2400個のペットボトルキャップが必要になります。学校や宮古島市内でペットボトルキャップの回収が行えたら良いと思っていますがどんなアイディアだと進むと思いますか?
・回収箱が短い間隔で沢山色んな場所にある。
・回収に協力できるかなぁと思っても、外でいつもラベル外してキャップとPET分別して捨ててってなると、面倒くさくてやらないかも。それがみんなの中で当たり前とか、絶対やらないといけないってなったらやるかな…
・色んな場所、販売機や道路、海、公園に分別して捨てる箱を置く。
・回収する側で分別してくれるなら、回収箱にペットボトルを捨てるのはやる。
・学校で「分別して捨てる」と決まって、回収箱があったら必ずやると思う。学校だから、やらなきゃいけないってなるから。
・1キャップいくらとかお金に還元されたり、ポイントに還元される仕組みがあったら楽しみながら回収に協力できる!もしくは、次に買う飲み物が安くなるとかあればやる。
(理想通貨制度があるけれど、高校生にはまだまだ周知が届いていってないことを実感(涙))

また、今回のトーク&アクション会と別日程で2月18日にしまさんマルシェ内でペットボトルキャップ回収BOXを宮古高校の1年生大城芽生さんと泊高校1年生の上原美春さんが作成しました。二人とも個展を開催するほど、絵を描くことを得意しているそうです。このことについてはどのように感じますか?
・同じ高校生が得意を活かして活動している姿は刺激になります。私たちも自分たちの得意なことや好きなことを活かしながら島の未来に向けてアクションし続けていきたいと感じました。

当初こそ、温室効果ガス削減について話そう!ということで、一瞬固まってしまっていた高校生の皆さんでしたが、そこは、エコアイランド宮古島の高校生達!身近な生活の中から自分事としてアイディアやアクションについてブレインストーミングしてくれました。今回の高校生の意見は、置き換え容器実証事業に参加しくれたお弁当屋さんやみつわ産業の担当者さんにもお伝えしていきます。純粋なアイディアを実現することを目指し、高校生が描く「千年先の、宮古へ。」へ向けてエコアイランド宮古島を一層進めて行かなくてはと感じさせられる時間となりました。

アップサイクルワークショップへ参加くださった大城さん、上原さん、
今回の「ト-ク&アクション会」へ参加くださった國吉さん、浜川さん、砂川さん、長濱さんへスペシャルサンクスです!!

 

取材・記事作成:総合実業高校生活福祉課生物生産課2年 國吉 広夢、総合実業高校生活福祉課1年 浜川 梨、砂川 理恵、宮古高校普通科1年 長濱瑠望歌
記事作成サポート・監修:design anna 長濱智視