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Message from ecoislandエコアイランド通信

2022.10.14
特集記事

エコのサイクルへ「制服リユース事業」宮古ガスの取り組み!

たくさんの思い出が詰まった制服も、成長期の子どもはすぐにサイズアウトしてしまい、お困りになった家庭も多いのではないでしょうか?

少子化や生活スタイルの変化にともない、昔のように兄弟従妹から、制服のおさがりをもらう機会も減ってきたように思います。

そんなご家庭の困りごと解決のため、宮古ガスさんが、宮古初の制服リユース事業を始めました。

なぜ、ガス会社が制服リユースなのでしょう。

そこには何か理由があるはず!と宮古ガス4代目の社長、富山忠彦さんにお話を伺ってきました。

 

制服リユース事業「さくらや宮古島店

この事業を記者発表したとき、かなりの反響があったそうです。

島内はもとより、県外(宮古出身)から送ってくださった人も。

「子どもの思い出が詰まった制服を捨てられない。誰かに使ってもらえるなら嬉しい」

「もうすぐ卒業だし、これから買い直すのはもったいないので、とても助かる」等々。

そんな方々をエコな循環でつなげる地域貢献事業!

 

現在、TSUTAYAさんやベスト電器さんに回収BOXを設置して頂き、来春のオープンに向けて、絶賛準備中です!

 

 

また、事業での売上は、経費等を除き、内閣府の「子供の未来応援基金」に全額寄付したいと話す富山さん。

「この事業自体は、赤字かもしれないけど、それでも回りまわってうまくいくんです。」と、地域にとって良い行いは、会社全体へも良い影響を与えるはずだと話して下さいました。

 

エコアイランド宮古島に資する活動をする地元企業として、エコアクション・カンパニー制度の「ブルースター」の認定企業でもある宮古ガスさん。

老舗の企業として、我が島に対する想いも強くエコアイランド宮古島を自社なりに解釈して、自分事として取り組んでいらっしゃいます。

エコアイランド宮古島の自分事化。

わたしたちも大変心強く感じました。

 

困っている人を助けたい

 

「新しい事業をすべきかどうか迷ったときは、理念に照らし合わせて、これに合致した事業を行うことにしています。

過去には、”儲かりそうだから”という理由で始めた事業もありましたが、ほとんどは失敗でした。結局は、”人のために、困ってる人を助けたい”という想いで始めた事業がうまくいくんです。」と富山さん。

宮古ガスさんの企業理念は「全社員の豊かさと幸福を追求するとともに、宮古島の成長発展のために貢献すること」

もともとは、富山さんの祖父が港運会社を経営していたとき、宮古にはガスをストックしておけるガスタンクがなく、ガスは本島からボンベを輸送していたそうです。

毎回、重たいボンベを運ぶ従業員を見て、「宮古に大きなガスのタンクがあれば」と始めたのが宮古ガスでした。

そんな初代の想いは、現社長になっても、引き継がれています。

 

 

皆の「ものを大切に思う気持ち」を形にしながら、エコのサイクルへとつなげていく制服リユース事業!!

早くも開店が待ち遠しいです(^-^)

富山さん、本当にステキなお話し、ありがとうございました!