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宮古島初!「SDGs de 地方創生」ゲームファシリテーターを取材!
今年の1月に「SDGs de 地方創生」ゲームファシリテーターに就任した宮古島市地域おこし協力隊の神林琢さん。
「SDGs de 地方創生」ゲームについてや、ファシリテーターの活動について取材させていただきました!
「SDGs de 地方創生」ゲームは、SDGsの考え方を地域の活性化に活かし、どうすれば自分の住んでいる地域が良くなるかを考えるゲームです。
ゲーム体験後の振り返りで「なぜうまく連携できないのか?」「どう行動するとまちがよくなるのか?」を参加者で話し合い気づきを得ることが大切だ、と神林さんはお話されています。
また、神林さんがこの度就任された「ファシリテーター」とは「促進者」を意味する言葉です。
ファシリテーターの役割は「SDGs de 地方創生」ゲームの進行と、ゲームを通じてSDGsの考えをまちづくりにどう取り入れるかの気付きを与えること。
そもそも神林さんは、最初からSDGsについて詳しいわけではなかったそうです。
元々「SDGs」という言葉は知っていたそうですが、具体的に何をしたらいいのか?という状況だったんだとか。
そんなときに、去年9月に多良間島と宮古島の地域おこし協力隊共同でファシリテーターを誘致して体験会を開催しました。
神林さんは参加者が一体となりゲームを熱中して楽しんでいる様子が印象的だったそうです。
それだけではなく、これは「SDGsを広めるために役に立つ」と実感していたところ、市役所内で「資格をとってみたら?」という声を頂き、今回ファシリテーターに就任する運びになったそうです。
資格取得後に鹿児島県の徳之島で体験会を開催し大いに盛り上がりましたが、
「ファシリテーターとして、ただ話を聞いてもらうだけではなく、どれだけ参加者を引き込めるか?どのように話せばより積極的にゲームに参加してもらえるか」などの反省点もあり、もっと勉強していかなければと感じたそうです。
ほかにも、今年の4月には、西辺中の児童生徒向けにワークショップを開催されています。
現在は新型コロナウイルスの影響で開催予定だった体験会が延期になっている状況が続いているそうですが、これから宮古島での活動の広がりが楽しみですね!
神林さんの今後の活動のご予定についてお聞きしました。
「基本的には宮古島を拠点にSDGsを広めていきたいです。依頼があれば島外でも開催しますが、現在所属している市役所の行政職員の方々を中心に体験会を開催し、公共的団体や企業、地域活性化の活動に取り組んでいる市民の皆様にも積極的に開催出来ればと考えています。
また、体験会を通して宮古島内でもファシリテーターになりたいという方が増えると嬉しいです。」
神林さんにとって「SDGs」とは、「未来への道しるべ」だとお話してくださいました。
「SDGsは課題を『見える化したもの』と考えています。そういう意味で“未来への道しるべ”となってくれているので、課題解決に向けてみんなで取り組んでいけたらいいなと思っています。」と、神林さん。
実際、コミュニティが大きくても地域の規模でも、「抱えている課題」自体は大きく変わりません。
誰かがやってくれる、と人任せにするのではなく、世界中の1人1人の課題なのだな、と再認識しました。
神林さんは、課題解決に向けての取り組みの第一歩は「関心をもつこと」だと考えているそうです。
例えば、宮古島でもオーバーツーリズムや漂流ゴミなどの問題がありますが、これらに「関心」を持つことがまずは大切だと。
「共感はするけどなにもしない」という人もいます。このゲームを広めていく中で、関心をもち行動してくれるひとを増やしていきたい、と意気込みを語ってくださいました。
確かに、まずは「関心をもつ」ことが、課題解決への第一歩となりますね。
みんな、「漂流ゴミをなくしたい」という意識は持っていても、具体的に何かをしようと思ってもできない人がまだまだ多いと思います。
そんな人にこそ、「SDGs de 地方創生」ゲームで、課題解決に向けた一連の流れをぜひ体感してほしいですね。
そういうわたしも、まだまだわからないことが多いので、ぜひ参加させていただきたいと思います!
神林さん、お忙しい中取材を受けていただきありがとうございました。
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e-mail:x2288.taku@city.miyakojima.lg.jp