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令和7年度 宮古諸島の希少種保全・外来種問題に係る連絡会議
エコアイランド通信をご覧のみなさま、こんにちは。
2026年1月16日、宮古島市役所で 「令和7年度 宮古諸島の希少種保全・外来種問題に係る連絡会議」 が開催されました。
この会議は、環境省・沖縄県・宮古島市といった官公庁に加え、研究機関や動物園・水族館などの専門家が一堂に会し、宮古島市固有種の保全や外来種対策について情報を共有し協議する非常に重要な場です。
今回のエコアイランド通信では、会議で報告された最新トピックスの中でも、理想通貨のモチーフとなり、これまで取りあげてきた宮古島市固有種「ミヤコカナヘビ」 を中心に、保全活動の状況とその成果をお伝えします。



ミヤコカナヘビの新たな生息地「15地点」を確認
宮古諸島にしか生息しない絶滅危惧種 ミヤコカナヘビ。
その保全活動は、専門家による取り組みだけではなく、地域の協力も大きな力となっています。
近年はスマートフォンなどが普及したことにより「写真付き目撃情報」が寄せられ、従来の聞き取り調査に比べて制度の高いデータが得られるようになったそうです。
たまに、地域住民から「ミヤコカナヘビを見つけた」と報告をもらい、実際に撮影した写真を見せてもらうと「キノボリトカゲ」だったなんてこともあるそうですが、そういった地域住民からの情報提供をきっかけに、専門家が調査を行い、新たな生息地が発見され大きな成果につながっています。
ミヤコカナヘビの教育普及
宮古島市総合博物館では、ミヤコカナヘビの教育普及活動の一環として、令和7年9月2日~同年11月2日にミヤコカナヘビの生態展示を実施し、とても好評だったという発表もありました!
生態展示が実施された2ヶ月間の来場者数は3,724名。
子どもたちが「初めて本物を見た!」と感動する姿や、高齢者の方が「昔はよく見たよ」と懐かしむ場面があったりと、世代を超えた関心の高さが印象的だったと博物館の職員が話されていました。ミヤコカナヘビを通して、宮古島の自然の大切さを学ぶ機会につながったのではないかと思います。

外来種対策の現在地:イタチ根絶まであと一歩
島の生態系を脅かす外来種への対応についても報告がありました。
下地島・伊良部島で行われているイタチ(ニホンイタチ)の捕獲事業では、目に見える成果が出ています。
令和2年度の事業開始時と比べて、 下地島で約97%減、伊良部島で約83%減。
特に下地島では、「根絶」にむけて捕獲活動を継続している状況が報告されました。
このように「宮古島の固有種」を守るために、地道な活動が継続的にされていることを知っていただきたく、今回のリポートをお送りしました!