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2025.07.03
特集記事

ゴミゼロ市場祭り〜こどもが主役のお祭り〜

毎月一度、土曜日の夕方から宮古島市公設市場で開催されている「ゴミゼロ市場祭り」。
6月の開催日に取材に行ってきました!

このお祭りの主役は、子どもたち
にぎわいを取り戻しつつある市場の中心には、笑顔ではしゃぐ子どもたちの姿があります。

「この場所は、もともと僕たちが育った遊び場でした。だから、今の子どもたちにも市場で思い出を作ってほしいんです」
この祭りのきっかけを作った若松食品大将の幼い頃の記憶が、地域を動かす小さな灯となりました。

中心にあるのは、子どもたちが楽しみ、学び、育つこと
「子どものために」をコンセプトに掲げ、利益ではなく“子どもの笑顔”を第一に考えています。

「ペットボトル通貨」を使った縁日では、子どもたちが自分で出店し、商いの仕組みを体験します。
来場した子どもたちは、6枚100円で通貨を購入し、1ゲーム1通貨で楽しめます。
出店する子どもたちはその通貨を1枚50円の価値として、キッチンカーやワークショップなどで使うことができます。

この差額は、30を超える地元スポンサーからの支援でカバーされています。
地域みんなで子どもたちを支える仕組みが息づいています。


縁日やキッチンカー、ワークショップなどの出店のほか、ステージでは歌や踊りなどのパフォーマンスも!
子どもだけでなく、大人たちもアーティストと一緒に表現の場を楽しんでいます。

また、「ゴミゼロ市場祭り」という名称の通り、環境負荷の少ない祭りを目指しています。

出店飲食店は、提供時のコップやお皿は使い捨てのものは使用せず、各店舗に返却されます。
また、来場者にはマイボトル、マイ箸、マイバッグなどの持参を呼びかけ、持ち帰りの際は自分で容器を準備したり、忘れた場合でも市場内の店舗で食器やカトラリー類を借りることができるそうです!

運営はたった2人からスタート。
批判や反発、資金や人手の不足という困難も少なくありませんでした。
それでも、「大人が本気で子どもたちを楽しませる祭りをつくりたい」という思いのもと、地元スポンサーや協力者たちが次々と名乗りを上げています。

主催の小西さんは、最終的には、交差点を封鎖してやぐらを組み、みんなで踊るような“子どものための大規模祭り”を年に一度開催するのが夢だといいます。

地域の力は、まちなみを変える!
そんな確かな希望が、この市場にはあふれています。

次回の開催は7月19日です。
マイ食器を持って、ぜひ足を運んでみてください!

また、こども縁日出店のお子様も、公設市場内店舗やワークショップ、キッチンカー出店の大人の皆さまも大募集中とのことです。
出店希望者は市場祭りインスタグラムにdmもしくは、公設市場内ナチュラルプロテインの小西さんにお伝え下さい。

https://www.instagram.com/385ichiba
https://www.instagram.com/naturalprotein385