千年先の、未来へ。

エコアイランド宮古島公式サイト

follow us
Instagram facebook

Message from ecoislandエコアイランド通信

2022.12.01
特集記事

追手門学院大手前中学校のSDGs課題発表会

大阪府の追手門学院大手前中学校の生徒さんたちのSDGs探究成果発表会が、宮古島市役所の大ホールで行われました。

発表会は昨年に続き開催され、エコアイランド宮古島宣言2.0をテーマに、宮古島の抱えている課題の解決に向けた提案をしてくれました。

教頭先生の挨拶が始まると、生徒のみなさんの緊張がひしひしと伝わってきました。

放課後も残って発表練習をしたそうで、本気で取り組んできた分、緊張もしますよね・・・。

 

発表は、25班の中から選抜された5班が発表してくれました。

各発表テーマはこちらです。

  1. 海のゴミを減らし、サンゴの増殖に役立てる
  2. REBORN宮古島~波力発電で生まれ変わる~
  3. ゴミゼロ観光!~新しい美化システムの提案~
  4. 宮古島のエネルギーについて~事故のない発電方法~
  5. 低温に耐えられるサンゴを作り、サンゴを全国へ

 

まず最初のテーマは「海のゴミを減らし、サンゴの増殖に役立てる」。

海洋ごみの6割を占めるほどプラスチックごみが多いことを問題提起し、サンゴの苗をつくるのに使用する「コーラルフラグ※」に、漂着したプラスチックごみを再利用するという提案です。

宮古で回収したごみを再利用して、宮古の自然をさらに元気にする提案。ごみを拾った後のことまで考えられているところがポイントです!

 

※コーラルフラグとは、サンゴを支える専用の土台で、サンゴを固定することで、転倒トラブルなどでサンゴが衰弱することを防ぐものです。

 

来賓の講評では、「海洋ごみは汚れていて焼却処分が主となっていることが課題だと思っています。フラグに再利用するアイデアは、まだ導入されていない新しい発見なのでとても参考になった。」と称賛の声もありました。

 

次の発表テーマは、「REBORN宮古島~波力発電で生まれ変わる~」でした。波力発電は、CO2や大気汚染物質を排出しないクリーンエネルギーで、島というメリットを活かして安全に安定して電力供給ができる最適な方法だということです。太陽光や風力発電に比べて発電量が大きく、全住民に供給するための電力量を確保できるということで良く調べられたすばらしい内容でした👏

 

次の「ゴミゼロ観光!~新しい美化システムの提案~」では、ごみを専用のごみ箱にいれるとアプリ内通貨がもらえたり、エコな商品を購入するとスタンプがもらえて、集めていくとフォトフレームが獲得できるアプリを提案してくれました。

高校生らしい発想から生まれた楽しんでエコ活する工夫が、アプリにたくさん盛り込まれていていました。

 

その他にもすばらしい発表がありましたので、発表テーマ別にポスターにしていただきました。

 

生徒のみなさんの成果発表ポスターは、期間限定で市役所に掲示していました😊!

 

最後にエコアイランド推進課から、生徒のみなさんに理想通貨が配られました。

エコアイランド宮古島宣言2.0を理解し、課題解決にむけて活動してくださったお礼です。

本当にありがとうございました!

 

※昨年開催された記事はこちらからどうぞ。

2021年大阪府 追手門学院大手前中学校の課題発表会。