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2022.11.04
せんねんプラットフォーム

ごみ問題解決へ!ごみゼロネットワークの取り組み

今年2月のせんねん祭で佐々木有希さんが発表した「ごみゼロの島を達成する為のごみゼロネットワークをつくる!」という取り組み。

たくさんの方々から賛同のお声をいただき、現在、「ごみゼロネットワーク」として月に1度ミーティングを開催し、「どうしたらポイ捨てのない宮古になるのか」をみんなで考え、今後の活動について話し合っています。

 

今回は、そんなごみゼロネットワークの活動の一環として、佐々木さんが【せんねんトーク@学校】ということで宮古島市立平良中学校の2年生180名向けに講話をしました。

この講話は平良中学校の先生方が抱く「生徒に宮古の問題に目を向け、行動してほしい」という思いから、実現につながったとのこと。

また、講話に先駆け、第1回せんねんシネマでご紹介した映画「プラスチックの海」を視聴し、グループに分かれて意見を出し合ったり、講話当日は通学路に落ちているゴミを拾いながら登校してもらったそうです。

 


▲ごみゼロネットワークの佐々木有希さん

まず始めに、佐々木さんがポイ捨てゴミを拾うに至った経緯や、ゴミ拾いを通じた気づき、宮古島市のゴミの現状を紹介しました。そして、「1人あたりのプラスチックゴミ廃棄量が世界第2位という日本。そんな私たちの生活ゴミは、市外に運ばれ、県外に運ばれ、そして発展途上国へ運ばれていくものも多い。自分たちが出したゴミの責任を他国に押し付けてしまって良いのでしょうか?」と生徒たちに投げかけました。

生徒たちからは、「買い物に行くときはエコバックを持っていく」、「弁当に付いている割り箸を使わず、家からもってきた箸を使っている」、「マイストローを使う」、「使い終わった2Lのペットボトルを植木の水やりに活用している」、「いらない布をマスクなどにリメイクして使う」などの普段の生活のちょっとしたエコな取り組みや環境を守るためのアイディアなどがたくさん飛び交いました。

 

また、「ゴミを種類ごとに分別すれば、可燃ゴミは減らせるけれど、ゴミがなくなるわけではない。結局、他の国に迷惑をかけてしまうから、やっぱりゴミを減らしていくことが重要」など、佐々木さんの講話から、自分たちにもできることがたくさんあることや、ゴミ問題がさまざまな問題につながっていることを学びました。

 

最後に、佐々木さんは、生徒たちに向け「私たちのこの暮らしは、誰かの犠牲の上に成り立っていることも多い。ゴミを拾ったり、ゴミを種類別に分別することは大切だけど、1番大事なのは、ものを買うときに、『これはどんな商品なのか?』、『これは本当に必要なものなのか?』をしっかり考えてから買うこと。『ものを買う』ということは、『その商品に一票を投じる』ということ。良い商品というのは、ずっと長く使える商品だったり、環境を汚さない商品だったり、人にも優しい商品 。そんな良い商品に一票を投じていけるよう、みんなで優秀な消費者になっていきましょう。」と結び、生徒のみなさんも、とても共感した様子で、盛り上がっていました。

 

「買い物は投票するということ。」

残ってほしい商品にきちんと投票していきたいですね。

さまざまな問題にも通じている「ゴミ問題」

地域社会の員として、宮古で暮らす一員として、ごみ問題をどう捉えるのか?

生徒たちも色々な気付きを得たようで、真剣に話し込む姿が印象的でした。

 


▲ごみゼロネットワークとせんねんプラットフォーム事務局のみなさん

ごみゼロネットワークの皆さま、平良中学校の皆さま、取材にご対応いただき、ありがとうございました!