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Message from ecoislandエコアイランド通信

2022.10.21
特集記事

市内保育園の「エコ育」の取り組み

先日、市内にある心愛保育園の園児たちが前浜ビーチでビーチクリーンをするというので同行しました。

この保育園では、毎月1回程度、ビーチクリーンを行っているそうですが、毎回、計画を決めるのは子どもたち!

子どもたちの「ビーチクリーンに行きたーい!!」という主体的な気持ちを大切にしているそうです。

 

 

ボランティア袋を持って、ゴミ拾いスタート!

このボランティア袋は前日にみんなで市役所にもらいに行ってきたのだそう。

準備万端の子どもたちです(^-^)

 

 

「あっ、カメさんが飲み込んじゃうゴミ見つけた!」

「ビンがあったー、これは燃えないからー。」

意外にも知識の豊富な子どもたちに驚くばかり・・・・。

先生にお伺いすると、特別に教えているわけではないそうですが、日々、絵本や生活の中から知識を得ているとのこと。

 

 

ゴミを拾っている最中にも、きれいな貝がらを見つける子、ヤドカリを見つける子、小さなカニを見つける子、、、。

 

 

子どもたちはみな、楽しみながらゴミを拾ってくれました。

その一生懸命に取り組んでいる姿があまりにも可愛らしくて、写真をとりすぎてしまいました・・・(笑)

 

また、こちらの保育園では、ビーチクリーン以外にもさまざまなSDGsに取り組んでいます。

本日は、その中から、「エコ育(エコの心を育む取り組み)」に焦点を当てて、ご紹介していきたいと思います!

 

 

1 ゆいまーるコーナー

 

子どもはすぐに大きくなるもの。まだ着られる洋服がサイズアウトしたりしてしまいます。

こちらの保育園では、そんな保護者のお悩みを解決するべく、不要品の受け渡しができる「ゆいまーるコーナー」を設置!

毎日の送迎のついでに、不要品を提供したり、必要なものを頂いたりできるので、保護者にとって、とても便利な仕組みですね。

ゆいまーるコーナーに新しいおもちゃ(中古品)が入荷(?)されると、子どもたちのあれやこれやの物色が始まります(笑)

ものを大切に使い、不要になったら、次の利用者へ・・・・。

不要品をリユース(Reuse/再使用)することで、リデュース(Reduce/ごみの発生抑制)につなげていく。

忙しい毎日の中でも、便利に楽しく(*^▽^*)!

「ものを大切にする」ということも、エコ育の大切な要素ですね。

 

 

2 食育促進「畑コーナー」


▲園児たちが種をまいたトウモロコシ

保育園庭内には、「畑コーナー」があり、自分たちでお水をあげたり、虫を探したりと、園児たちの人気スポットになっているそうです。

そうして育てた野菜を収穫し食する。

このように、野菜を育て食する一連の体験を通じて、食に対する興味関心を深め、自然への感謝を学んでいくのだそうです。

また、お昼ご飯の際には、自分が食べ切れる量を子どもたちが自ら配膳していきます。

子どもたちの主体性を育てていくと共に、自分の食べ切れる量を知ることは、フードロスにも大いにつながる取り組みですね(^_-)-☆

そして、最後にどうしても出てしまう残飯は、畑にあるコンポストに入れ、肥料として有効活用しています。

 

 

3 散歩がてらのゴミ拾い

特にゴミ拾いを目的に出発するわけではありませんが、園児たちは、散歩がてら、道に落ちているゴミを自然と拾っているそうです。

まさにエコアイランド宮古島の取り組み「ワンハンドクリーンアクション」ですね!

ゴミが落ちていたら、拾うのは当たり前・・・、

子どもたちの心にはしっかりとエコが育っているようです。

 

 

物を大切にすることや自然への感謝がエコにつながっているのですね!

こんなステキな子どもたちに、豊かで美しい宮古島を引き継いでいかなければ…と改めて感じた取材でした。

今回、取材にご対応下さった心愛保育園の先生方、園児の皆さん、ありがとうございました!