Message from ecoislandエコアイランド通信
広がるエコ活!元・ミス宮古 吉田芹さん・フリーダイバー 岡田愛咲さんの取り組み
みなさん、こんにちは♪
地域おこし協力隊の大林です。
今年に入りさらにSDGsの認知が広まる中で、環境やエコへ関心を寄せる方々も増えてきました。
それ以前にも、宮古島では「宮古の海をキレイにし隊」さんや「海の環境ネットワーク」さん、その他にも各グループや団体さんがビーチクリーンなどの清掃活動を行って頑張ってこられたり、エコアイランド推進課も学校への出張授業や課外授業などで子供たちとも一緒にエコアイランドをPRしながら清掃活動を行ったりなど、色々な取り組みを行ってきました。
最近では、SNSでもお見掛けしますが島出身の方々も自身の活動を見て片手で持てる範囲のゴミ拾いエコアクション【ワンハンドクリーン】をしてくださったり、仲の良いご友人同士など各コニュニティーで楽しくゴミ拾いをしながらさらに交流の場としての活動も増えてきており、各所でエコの輪が少しずつ広がってきているように感じております。
そして今回は、以前よりエコアイランドの取り組みやHPにてご紹介する内容などについてもとても関心を持っていだき、わたくし自身とても嬉しかったのですが、最近エコ活動を本格的に始められました 第44代 元・ミス宮古(サンゴ)の吉田 芹さんとご友人でフリーダイビングインストラクターの岡田愛咲さんを、是非取材させて頂きたいと思い今回のインタビューに繋がりました。宮古島のこのかけがえのない自然を愛し守ろうと活動をされておられる、お二方に色々とお話しをお伺いしてきました。
▲コロナ禍でもありますので、パイナガマビーチにて取材をさせていただきました。(左)岡田愛咲さん (右)吉田芹さん
お2人の簡単な自己紹介
吉田芹さん
5年前に東京から兄と移住。第44代 元・ミス宮古(サンゴ)。
岡田愛咲さん
愛知県から6~7年前に移住。現在は伊良部島を拠点に「Freedive Irabu」(ショップ名)として、フリーダイビングやスキンダイビングを教えておられます。
以下、吉田さんを<せりさん>、岡田さんを<あさきさん> 表記
■エコな取組を考えることになったきっかけは?
<せりさん>
ミス宮古を務めていた1年で、いろんな視点から宮古島についてもエコ問題についても考えるようになりました。
オーバーツーリズムともいわれていますが観光業が盛んになると、このままだと宮古島の自然がなくなってしまうという危機感ももちました。
ミス宮古の1年で、私の「エコ」への意識が大きく変わりました。
■宮古島の現状や課題についてどう思われますか?
<せりさん>
ゴミを捨てない環境をつくることが大切だと思います。
<あさきさん>
私は海の仕事をしていることもあり、やはり「サンゴ」の問題が気になります。
私が宮古島に来た時は本当にカラフルなサンゴが生き生きとしていました。4年前に白化し、海の景色も一気に変わってしまいました。
ですが、今年は小さなサンゴがたくさん生えてきて育ってきています。このサンゴたちがこれから育つようにキープしていきたいです。
そして気になるのが「海ごみ」です。
海ごみをみんなで拾うことで海はもっときれいな状態が保たれると思っています。
■せりさんやあさきさんが取り組んでいること
<あさきさん>
・マイボトルを持ち歩く
・ゴミを出さないようにする
・無駄なものを買わない
・ビンはリサイクルできるのでビンを選ぶ
・お肉は買わない
・生ごみは肥料にする
・日焼け止めはサンゴにやさしいものを使う
・ベジ会(お肉を使わない料理をみんなで持ち寄って食べる会)
・フリーダイビング講習の際に「エコ」についての講習を行っている
<せりさん>
・サンゴにやさしい日焼け止めの販売
・ビーチクリーン
・エコに関する発信
以下あさきさんと同じ
■脱プラを始めたりヴィーガン料理を食べるようになったきっかけは?
<あさきさん>
私は、完全なヴィーガンではないので、ヴィーガンの人から見たら違和感があると思います。菜食主義というのが一番当てはまると思います。始めたきっかけは環境破壊につながる「畜産業」の影響を考えたからです。外食にいけば魚は食べるし、できる範囲で行っています。
■エコのために何か始めたいけど、何から始めたらいいかわからない人(脱プラしたいけど難しい、ヴィーガンへのハードルが高い)にオススメのエコアクションは?
<あさきさん>
海外では週に一回ミートフリーデーなどもあるように、まずは小さく始めてみるのがいいと思います。
私1人が完璧にやるより、100人の人がちょっとずつやったほうが地球への負担は減ります。
・牛乳を豆乳に変える
・マイボトルに変える
・知ったことを人に話す
・自分ではお肉を買わない
・固形のシャンプーや石鹸に変える
■エコアイランド宮古島のスローガンは「千年先の、未来へ。」ですが、千年先の未来のためには、今からの一歩が大切という意味が込められています。お2人にとって、その大事な一歩はどのようなものだと思われますか?
<せりさん>
この豊かな自然の景色が見せられなくなるのは悲しいです。
そのためにも、1人1人が正しい知識を知ることが大きな一歩になると思います。
私自身もそうですが、今の生活を振り返ってみて「本当にこれを使うことが自分にとって心地いいのか?」を問うこともエコへの第一歩です。
私は
マイボトルに変える=ゴミが出なくてラク
自分ではお肉を買わない=洗い物が減るからラク
固形のシャンプーや石鹸に変える=長く使えるからストックもいらなくてラク
というように心地いいから使っている、というのが自分にとって大きいです。
<あさきさん>
私はやっぱりこの美しい海を残していきたいと思っています。
(せりさんと同じく)「調べて知って選択していく」ことが第一歩になると思います。そしてエコにつながるさまざまな活動のなかで自分に合うコトを見つけていってほしいです。
■実際にエコな生活をして変わったこと
<せりさん>
・モノへの愛着がわいた
・生活が丁寧になった
・心地が良い
<あさきさん>
実際環境によい生活を始めてみて、「全部よかった」と感じています。
・思考がクリアになった
・元気になった
・友達の作っているものを使える
・環境に良いと思ったらうれしい
■今後の取組予定は?
<せりさん>
・学校での授業
・ビーチクリーン
・エコな生活用品の販売
<あさきさん>
・フリーダイビングの講習でのエコ講習
▲エコアイランド宮古島 公式エコバッグ
取材後に、わたくし地域おこし協力隊が推奨している日常使いのエコアクション(エコ活)上記でも説明しましたが、【ワンハンドクリーン】をパイナガマビーチでお二人にも行っていただきました!
このワンハンドクリーンは、気づいたときに拾ってゴミ箱へ捨てていただくだけなので、通常のクリーン活動のようにみんなで集まってやらなくても好きな時に、環境にいいことができます。是非、みなさんもご自宅周辺で散歩の時やランニング中、買い物先の駐車場などでお子様と日常的にエコな活動をしていただけるととても嬉しいです。
そして、今年の7月1日からコンビニなどのレジ袋が有料化となりましたが、エコアイランド公式のエコバッグをゲットされたみなさま!その後、活用していただけてますでしょうか?^^
地域おこし協力隊としての活動(リヤカーゴミ拾い、他)以外でも、少しずつでもいいので、無理なく環境にやさしい生活をしていけるといいなと思わせていただきました。
吉田芹さん、岡田愛咲さん、色々といいお話しを聞かせていただき、ありがとうございました!!
また今後も、引き続きよろしくお願いいたします^^