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2024.07.01
特集記事

「綾道」で、宮古島市の文化や歴史に触れる旅をしよう!

皆様はご存知でしょうか。宮古島にお住いの方は既にご存じの方もいらっしゃるかと思います。

綾道(あやんつ)とは、宮古島の言葉で「趣(おもむき)のある道」という意味。

宮古島市の伝統文化や史跡を文化財散策コースとしてまとめたものです。

2012年度から事業を開始し、市教委は沖縄振興特別推進市町村交付金(一括交付金)を活用し、地域別の9冊と戦争遺跡編1冊、そして自然・植物編の全11冊が完成しました!

今後も様々な分野での出版を考えているとのことです。

綾道は全巻A5版のフルカラー。写真やイラストが豊富で親しみやすく、ほとんどの漢字に読み仮名が振られているため小さい子どもでも読むことができる、読み手にとても優しい一冊となっています。地域ごとに伝承の由来や詳しい解説などが載っており、コラムが多いのも特徴の一つです。

市役所3階の生涯学習振興や宮古島市歴史文化資料館など各公共施設で無料配布しており、市内の小中学校にも配布したりもするそうです。担当の久貝さんは指定文化財とそうでないものも取り上げており、地域の人にもっと知ってもらいたい場所があると考え、そういった人々や観光客にも宮古島市の文化や歴史、自然など、綾道を活用して多くの人に知ってもらいたいとお話してくださいました。又、綾道で取り上げた文化財はその魅力を多くの人に感じてもらうため、年に5回程度清掃に入っているとのことでした。
 大城教育長も「各地の文化財の魅力をより一層感じてもらえるよう工夫を凝らした。是非とも島内外の多くの人に手に取ってもらいたい」とPRしています。
 作成に関わった市職員は「これまで文化財などに興味がなかった人でも気軽に読むことができ、身近な地域の歴史に興味を持つきっかけになると思う」と話しています。

又、宮古島のHP(https://miyakojimabunkazai.jp/)では、地域ごとに文化財の散策コースを紹介し、宮古島の新しい周り方を提案しています。

HP内では、通常訪れることが困難な文化財を3日で見ることができたり、各文化財の位置が示されたりして宮古島の文化財をより分かりやすい内容で示されています。

綾道の活用によって宮古島ライフも充実すること間違えないのでこちらも島内外の方にもぜひご覧いただきたいですね。

一度「綾道」を手にとって歴史や伝統文化を感じながら散策してみてはいかがでしょうか。いつもと同じ場所でもこの一冊によってより素敵な場所に見えたり、考えさせられたりとさらなる宮古島の魅力を感じることが出来ると思うとワクワクしませんか。