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Message from ecoislandエコアイランド通信

2017.10.27
お知らせ

自然の魅力を活かして

 

今回は城辺にあるジロー楽園へ行ってきました。

“ジローさん”の愛称で親しまれている砂川次郎さんが迎えてくれました。

 

生まれも育ちも宮古島、城辺長間という生粋の宮古んちゅジローさん。

はじめは観光の方や島の方に楽しんでもらえる場所を作りたいとミニ動物園づくりからはじまり

今は果実や椿の苗の栽培を中心としたジロー楽園を営んでいます。

 

宮古島の気候や土壌に適した果実や草花を選ぶために

色々な種類の作物を栽培しています。

実際に植えてみて、実がなるまで数年がかりの大実験です。

 

 

ジローさんはとても研究熱心で、色々なオリジナルの栽培方法にチャレンジしています。

例えばこちらの畑では、レモンとコーヒーの苗を交互に栽培しています。

レモンは風に弱いコーヒーの防風林の役目を果たし

更に内地と沖縄の気候の差を利用して、内地で収穫できない時期に出荷できるというメリットもあります。

 

しかもこちら、無農薬で栽培されているそうで、生産が追いつかないほど人気のようです!

 

あと1~2年くらいしないとどれくらいの効果が出るかは分からないけどね~

と、笑顔で話して下さったジローさん。やはりかなり根気のいるお仕事ですね(・_・;)

 

 

台風の銀座ともいわれている宮古島で果実を育てるためには、防風林が必要不可欠。

そこでたどり着いたのは椿。

椿は風に強いだけでなく、花を見て楽しむこともできるし

葉はお茶になり実は油がとれる。

搾りかすさえも防虫効果があるという余すことなく利用できる優れた植物なのだそうです。

 

人にも自然にも優しく、経済効果も見出す方法は

植物や自然のことを熟知しているジローさんならではの素晴らしいアイディアですね!

 

子や孫たちのためにも

緑がたくさんある住みよい宮古島にしていきたい

そのためには地元の人が勉強して、成功や失敗を繰り返して色々なことに挑戦していくしかない。

 

ジローさんは皆が住みよい宮古島にするため、今日も挑戦を続けています。