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Message from ecoislandエコアイランド通信

2017.08.01
お知らせ

農×エコ ゆくりばで学んだこと

第3回ゆくりばは、農×エコということで、農業がテーマとなりました。
4名の農家さんをお迎えして、今回も大変学びの多い回となりました。

農×エコということですが、今回は島内から出る有機性廃棄物、下水汚泥をリサイクルした堆肥に絞って皆さんとゆくりばです!
私たちが着目したのは堆肥まで島内生産で、しかもその原料は廃棄物。。。
そのうえ、完熟堆肥には地下水保全の効果もアリ!!!
これほどまでにエコで宮古島にピッタリな製品はないのではないかという事です。

また一方で、他の有機性の肥料で農業にチャレンジしている農家さんがいました。
その農家さんに下水汚泥のリサイクル堆肥の話をすると興味を持ってくれました。
この事がきっかけで、今回の農×エコというテーマでゆくりばを開くことになりました。
みなさんお仕事に直結する肥料のお話という事で、最初からかなりの盛り上がりです。

最初は今回、先生役をお願いした宮古島市上野資源リサイクルセンター 瀧澤さん にリサイクル堆肥についてお話いただきましたので、いただいた資料をもとに振り返ってみます♪

写真にあるように、瀧澤さんたちの目指す大きなテーマは、「島の循環型社会への貢献」です。
夢のある大きなテーマですね!!もうこの時点でワクワクします笑
リサイクル堆肥で作物を作り、わたしたちが食し、家庭や事業所から出た生ごみや下水はリサイクル堆肥として蘇り、循環していく…
資源の限られた宮古島では願ってもないサイクルではないでしょうか。

さらにその成分は…

農作物の育成に重要なりんもたくさん含まれています!
下水に、これほどまでに大切な栄養素が詰まっているとは、普通に暮らしている方にとって驚きなのではないでしょうか。
当日参加の農家さんたちも初耳だったようです。他の成分についてもかなり優秀なのだそうです。
そもそも、人間の体を一度通ってきたものが下水の要素として基本ですから、肥料の素材として優秀なのだそうです。
ただ、従来は発酵させずにそのまま農地に散布していたため、悪臭問題や地下水汚染問題、衛生面での問題など
様々な副作用がありました。
これらの問題は、下水を適切な処理の元、完全に発酵させることで全てクリアになります。
それがこちらで作られている完熟堆肥ということです。

論より証拠ということで事例もご紹介されていました。
ピーマンが倍増…かぼちゃも相当の成績アップ。
農家のみなさんたちからは驚きの声と、疑いの声が笑

また、たばこ畑に施肥をしたら立ち枯れが減り、マンゴーの糖度があがったという報告が上がってきているそうです。
ここまできて、使ってみたいと声をあげる農家さんたちが続出笑

盛り上がったところで、工場へ

暑い!!いや熱いです笑
YM菌という特許微生物の力を借りて高温発酵されている堆肥の温度は90度以上にもなります…熱い…
ですが、農家のみなさんはやはり興味津々。

現場見学のラストは試験栽培をしているハウスを見学。

そしてお土産は、肥料wwww
リサイクル堆肥です。
農家のみなさん、大喜びでお持ち帰りです。
わたしたち関係者も大変、勉強になりました。ありがとうございました。

今後は、リサイクル堆肥を使っている畑なども取材をしたり、農×エコ2.0のゆくりばで、このテーマを追いかけてみたいと思います。

それほど、島の未来を感じさせる製品でした。