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Message from ecoislandエコアイランド通信

2017.06.20
お知らせ

エコ課オリジナル スマートコミュニティー体感ツアーに同行!~前編~

先日、宮古島市エコアイランド推進課のスマートコミュニティー体感ツアーに同行してきました。

まずは、こちらの「エコパーク宮古」へ。

 

エコパーク宮古は島内に点在するエコ施設や

宮古島市が取り組んでいる各実証事業などを紹介している施設です。

パネルや動画を用いて解りやすく展示してあり、英語でも紹介されています。

島民だけではなく、修学旅行や観光客が来ても楽しめますね。

 

また、新しいシステムやマシンの開発実験なども行われています。

こちらは電気を使う家庭用の給湯設備です。

その効率の良さが省エネルギーにつながるそうで、エコの島には欠かせない設備に早くなって欲しいですね。

期待です!

 

宮古島では再生可能エネルギーと呼ばれる

太陽光や風力による発電を積極的に取り入れているのです。

 

こちらの写真は全長約1キロにも及ぶ太陽光発電パネル「メガソーラー」の一部です。

離島でこれだけの規模の太陽光発電パネルは、とっても珍しいようです!!

奥には風力発電機も見えていますね。

石油や石炭などのエネルギー資源には限りがあります。

エネルギー資源が無くなった時、人々の生活はどうなるのでしょうか。。。

今の便利な暮らしを続けていくには、ずっと使い続けられるエネルギーの仕組みを考えなくてはなりません。

 

 

 

 

 

何やらこんな面白そうなものもありました!

これは、水の中にある石灰分が管などに付着して詰まらないようにする実験のようです。

宮古島の水は石灰を多く含んでいます。

ご自宅でも蛇口やシャワーヘッドに石灰分が付着して、つまっちゃった!なんてこともあると思います。

それを防ぐことにより、部品や機械を長持ちさせるという目的です。非常に重要な開発なのです!

物持ちを良くするというのも、シンプルにエコな取り組みですね!

 

 

 

次は来間島へ移動。

来間島では、「来間島再生可能エネルギー100%自活実証事業」という取り組みが行われています。

島内の消費電力すべてを太陽光発電などの再生可能エネルギーで賄おう!という驚きの取り組みです。

そんなエコロジーな暮らしの最先端をいく来間島ですが

その背景にはこんな歴史も。

とても急で長い階段の先にあったのは

「来間ガー」 ガーは井戸という意味です。

宮古島から海底送水される昭和50年までは、ここが島唯一の水源だったのです。

湧き水が最初にたまる1番ガーは、飲み水用。

2番ガーは身体を清める、お風呂のような役目。

 

1番ガー、2番ガーを通過した水は

3番ガーで洗濯や、家畜を洗うのに使われていたそうです。

 

昔はハイテクなポンプなんていうものもありませんから

毎日あの長くて急な階段を何往復もして水を運んでいたようです。

 

水源が乏しい宮古島ならではの工夫と、水不足による辛い歴史を知ると

持続可能な島暮らしという取り組みがより大切に思えます。

 

そんな水に歴史深い宮古島ですが

世界的にも珍しい方法で水不足に立ち向かいます!

続きは後編で。