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Message from ecoislandエコアイランド通信

2022.11.15
特集記事

「食で支える、島の未来」宮古総合実業高校の生徒たちのチャレンジ

 

エコアイランド公式サイトではおなじみ、宮古総合実業高校の先生より、フードクリエイトコースの生徒たちが開発した地産地消の商品の発表会&プレゼンコンテストのご連絡いただき、さっそく行ってきました!

冒頭、担当の先生から審査基準についての説明がありました。

今回はプレゼンのコンテストでもあり、場内にちょっとした緊張感が漂います💧

教室には「令和4年度 食と環境科フードクリエイトコース課題研究新商品発表会」とありました。

審査員の先生方には、宮古島漁業協同組合長さん、沖縄県農林水産振興センター課長さん、浜口水産株式会社の社長さん等、宮古島の食に関わるプロフェッショナルな方々が!

 

発表される新商品はこちら。

  1. ヘルシーハンバーグ〜魚肉でボリューム満点〜
  2. 総実生まれ 総実育ちのツナせんべい 〜軽量缶を使ったせんべい〜
  3. 廃棄される魚の皮を利用した新メニュー開発
  4. 未利用アーサを使用した新商品の開発
  5. 宮古島産生鮮マグロの有効活用〜tuna 燻 気合は地愛(血合い)でtunaがる〜
  6. サメかまぼこ〜サメ資源の有効活用に向けた取り組み〜

 

さあ、いよいよ発表会のスタートです。

 

 

 

トップバッターは、魚肉を使ったハンバーグ。最近の健康志向にぴったりの低脂肪高タンパクの新商品です。

試食しましたが、まったく臭みもなく、ハンバーグのボリューム感も十分に再現できていて、その完成度の高さに驚きました。

HACCP(ハサップ)のプランニングもこれからしていくそうで、商品化を視野に入れた本格的な企画です。

 

 

 

ハンバーグの試作品もしっかりいただきました。

 

 

 

次は、ツナせんべいです。

フードクリエイトコースの生徒たちは、授業の一環としてマグロ油漬け缶詰の製造、販売を行っています。

その製造工程の中で、「軽量缶」といって、内容量が足りず、販売まで至らない製品があったそうです。

つまり、せっかくのマグロが無駄になってしまう。

そこで、軽量缶となってしまった製品を利活用し、新しい商品として蘇らせるという企画です。

SDGsにも繋がる素晴らしい着眼点。

試行錯誤の末、マグロの肉にもち米を合わせ、遂にツナせんべいが完成したそうです。

なんと、パッケージデザインの提案もあり、PRも忘れません。

素敵な提案でした。

 

 

 

さらに、生徒たちの熱い発表は続きましたが、どれも細かいところまで調査してあり、よく練り上げられた内容です。

特に、地産地消、フードロス、フードマイレージなどSDGsに繋がる取り組みを強く意識した企画が多く、この島の未来は明るい!そう感じる発表会でした。

 

 

 

企画タイトルも力入っています(笑)

この燻製も本当においしく、お土産品などに製品化されていてもまったくおかしくない品質でした。

 

 

さらに、サメかまぼこ。

こちらもまったく臭みもなく、さわやかで歯ざわりもよく、さっぱりとした味わいで、もう既に立派な商品といった印象です。

島の食材の研究をし、課題を見つけて、解決策を企画としてまとめるフードクリエイトコースの生徒のみなさんの力量に感心しきりで、あっというまの3時間でした!

商品化が楽しみです。

 

宮古総合実業高校の生徒の皆さま、先生方、関係者の皆さま、取材にご対応いただき、ありがとうございました!