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Message from ecoislandエコアイランド通信

2022.09.02
せんねんプラットフォーム

せんねんシネマ、スタート!ずっと続く島の未来のために。

 

先週土曜日の8月27日、未来創造センターにて、今年もせんねん祭に向けた取り組み(インプット)「せんねんシネマ」が開催されました。

 

今回上映の映画は「プラスチックの海

私たちが普段使っているプラスチックは、地球にどのような影響を与えているのでしょう。

この映画では、さまざまな研究者が、さまざまな立場から、プラスチックによる環境問題について、衝撃の映像と共に、今、この世界で起こっていることを現実として語ってくれます。

海を漂う多くのプラスチックゴミ・・・。

これらを餌と間違えて食べてしまう生き物たちが、苦しんで死んでいく様子・・・。

さらには、プラスチックが長期間、海面を漂い、日光と波と塩にさらされ、小さくばらばらになった「マイクロプラスチック」、この問題はさらに深刻といわれています。

次々と映し出される衝撃の事実と映像に、驚くばかり。

 

また、映画上映後には、感想シェア会も行われました。

参加者からは

  • 鳥や魚の中から、プラスチックがたくさん出てきて、びっくりした。
  • 普段の生活で、レジ袋をもらわないなど、プラスチック製品をなるべく使わないようにしようと思った。
  • 物を買う時にはよく考えてから買う、あとで要らなくなりそうなものは買わないようにしようと思った。
  • (スクラブ入り)歯磨き粉の中にもマイクロプラスチックが入っていて、毎日の生活の中から海に流れ出ているということに知って驚いた。
  • スーパーで肉や魚を買う時に、家から容器を持っていくなどし、包装資材を使わずに購入できたらよいのではないか?
  • マイボトルに購入した飲み物を入れられるウォーターサーバー方式の自動販売機があったらいいと思う。
  • 世の中に時間がない人が多いのでは?時間がないから、便利さを選び、使い捨ての生活になってしまうのではないかと思う。
  • この映画を見たのは、昨年に引き続き2回目。1回目に見た後、自分なりにできることはやってきたつもりだが、「自分にできることだけをやっていればよいのか?」と思ったり、また、なかなか日常生活の中で大きく変えられない部分もあった。でも、1人でのアクションには限界があっても、みんなで取り組むことによって、できることは増えていくと思う。
  • 分別してちゃんと捨てていれば、問題はないと思っていた。ペットボトルを使わなくても世の中が成り立つような開発も必要。国や政治家などが、しっかりと法律をつくり、地球規模で取り組まないと、根本解決はないのではないか?
  • 豊かな暮らしをしている一部の人々が出したゴミの上で暮らす貧しい人々もいる。この私たちの豊かな生活は、どのようなことを引き替えにしてきたのかを考えさせられた映画だった。

などたくさんの意見が飛び出し、大盛況のうちに終了しました(*^▽^*)!

 

 

今回は令和4年度せんねん祭に向けた取り組みの第1回目ということで、プロジェクトを担当される佐和田はるかさんにお話しを伺いました。

 

Q 今年のせんねん祭に向けた取り組みについて教えて頂けますか?

今年は、昨年度の取り組みをさらに広げ、子どもたちへも宮古の現状を考えてもらえるような取り組みも新たに考えています。

また、今年2月のせんねん祭で発表してくれた佐々木さんや松原さんたちの取り組みも支援していく予定です。

※詳細は、令和4年度年間スケジュールをご覧ください。

 

Q 本日の映画「プラスチックの海」は、昨年度のせんねんシネマ第2回でも上映されていましたが、今回、せんねんシネマの第1回目にこの映画を選定された理由は何でしょうか?

昨年度も上映しましたが、一番反響があった映画ということと、宮古島市はまわりが海に囲まれているため、海の話には共感しやすいということで選定しました。また、マイクロプラスチック問題を取り上げている映画ですが、人権問題や生物多様性の問題など、多くを考えさせられる映画なので、持続可能な宮古島市を考える上で、とっかかりになればと思います。

 

Q 昨年のせんねん祭の取り組みを経て、少しずつ関連事業がスタートしていると思いますが、昨年、発表されたお二人の現在の活動状況、今後の予定などを教えて頂けますか?

佐々木さんの取り組みに関しては、佐々木さんの想いに賛同して頂いた方を中心に「ゴミゼロネットワーク」というコミュニティが生まれ、今後の活動などについて、毎月1回ミーティングを開催しています。10月には中学生へ向けたワークショップも開催する予定になっています。

また、松原さんの取り組みに関しては、ジビエ加工場を計画中で、並行して、害獣について考えてもらうワークショップを開催予定です。ワークショップでは、実際にクジャクを解体し、調理し、食することを行います。このワークショップを通じて、多くの市民の皆様に、宮古の環境について考える機会にしてもらえたらと思います。

 

Q 最後に市民の皆様へ、ひとことお願いします!!

宮古の持続可能な未来について、一緒に考え、小さくでもアクションを起こしていきたいとお考えのそこの貴方!

気軽に、せんねんシネマ、せんねんトークに参加して、宮古の未来について、考えてみませんか?

※詳しくは、せんねんプラットフォームサイトをご覧ください!

 

ご参加頂いた市民の皆さま、事務局の皆さま、本当にお疲れ様でした!

 

いろんな人、いろんな想い、ずっと続く島の未来のために。