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Message from ecoislandエコアイランド通信

2021.07.19
お知らせ

市民の暮らしを守る!エッセンシャルワーカーたちの挑戦!!

私たちが生活を営む上で、どうしても出てしまう家庭ゴミ。
洗ったり、はがしたり、分別したり・・・。
え~と、今日は何のゴミの日だっけ???
あっ、もう8時半だぁー!!回収きちゃうよー(>_<)
毎日のゴミ出し、ほんとに大変ですよね!

 

環境問題と切っても切れないゴミ問題。
宮古島市では、エコアイランド宮古島2.0宣言において、ゴミの排出量削減を掲げており、
家庭ごみにおいては、2030年までに10%減、2050年までに20%減というゴールを設定し、取り組んでいます。

今回はそんな「家庭ごみ」に焦点を当てて、
ぜひ「この皆さんが出したゴミ、その後」をご紹介したいと思います!

朝8:30回収スタート
収集員さんが、パッカー車と呼ばれるゴミ収集車で、順序よく回収していきます。

今日は可燃ごみゴミの日。
収集員さんが収集車の後方にゴミを入れ、中の板を回転させると、
ゴミが奥に押し込まれ、圧縮されていきます。

しっかりと分別して、きれいに出している方がいる一方で、
一部マナーの悪い方もいらっしゃるようです(>_<)

▲有料ゴミ袋に缶やビン、ペットボトルまで入っている可燃ごみゴミ

 

▲ペットボトルとプラスチック類が混ざっているゴミ

 

▲意外と多いのが、この洗濯用ピンチハンガーを可燃ごみとして出している方。ほとんどの洗濯用ピンチハンガーはプラスチックと金属からつくられており、この金属を外さなければ、可燃ごみとしては出せません。どうしても外せない場合は粗大ごみになります。

▲そもそも有料ゴミ袋にすら入っていないゴミ

取材中、驚きの光景がたくさんありました・・・(>_<)

収集員さんは、「このような光景をみると、本当に悲しくなります。」とおっしゃいながらも、
間違って出した方に、間違い内容をお知らせするため、その1つ1つにシールを貼っていきます。

多い日だと1日で90枚ものシールを貼ることもあるそうです(*´Д`)

 

また生ゴミの水分がしっかりと切られていないゴミは、
圧縮をかけたときに、「パンッ!!!」とはじけ、
収集員さんにかかってしまうことがあります(>_<)

※余談ですが、宮古島市では、家庭用生ごみ処理機購入に補助金制度があります!
ぜひご活用下さい(^_-)-☆

他にも可燃ごみに刃物や割れたガラスが入っていたりして、回収作業中に手をケガしてしまうことも・・・(>_<)

そんな苦労の絶えない収集員さんから「いつもゴミ出しがとても素晴らしい集合住宅がある」との事を伺い、
早速行ってみました!

この集合住宅では、有料ごみ袋に自分の部屋番号を記載してから、出すことになっているようです。
こちらの集合住宅の自治会長さんによると、
「ゴミの出し方を間違ってしまう人もいると思うので、その場合に、本人にお知らせできるように部屋番号を記載しようという事になりました。」と教えて頂きました。
また自治会内で係を決めており、仕事などの都合でどうしても決められた曜日に出せない場合は、環境美化係の方にゴミ出しをお願いすることもあるそうです!!!!
なんともすごい取り組みですね(*^▽^*)

とても大変な仕事なのに、「市民の暮らしを守る」という強い使命感のもと、エッセンシャルワーカー(※)として、毎日、私たちのライフラインを支えてくださっている収集員さん、本当にかっこよくて、本当に素敵でした(^-^)!
この1つ1つのゴミを捨てるとき、その向こう側には、収集員さん達の惜しみない努力と強い信念があることを忘れないようにしたいですね。

※エッセンシャルワーカーとは、私たちの日常生活における、必要不可欠な仕事(エッセンシャルサービス)を担う労働者で、ゴミ収集員をはじめ、医療従事者や介護従事者、スーパー店員、保育士、バス・電車運転手、郵便配達員、その他などがあります。

 

▲取材に応じて頂いた左から与那覇康弘さん(宮古環境清掃)、下地秀彦さん、矢野雅人さん(宮古環境清掃)

お忙しい中、取材にご対応くださった皆さま、本当にありがとうございました!!!