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Message from ecoislandエコアイランド通信

2024.08.01
特集記事

プログラミングで海のSDGs!

2030年に向けた「持続可能な開発目標(SDGs)」における社会課題解決のための取り組みでは、ICT(プログラミング)活用が重要な役割を果たすといわれています。
みんなが幸せに暮らせるよりよい社会を実現するために、ICTを使って何ができるか?

一般社団法人イエロー・ピンクプロジェクトはSDGsに関連する学びの場とプログラミングワークショップや出前授業を通じて、子どもたちがICTによる社会課題解決を体験し、未来への気づきを得ることを目指しています。
SDGsをテーマとして、子ども達が考える場を企業や地域と共に創り上げていくプロジェクトが昨年に続き、今年も宮古島で2日間にわたり、開催するとのことで取材に行ってきました!

今回は「海のSDGs STEAMワークショップ」について。
参加者は「Scratchで海の生き物を救おう」「Scratchで作るプラごみ回収ロボット」「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」の3つのプログラミングワークショップを通じて、楽しく海の社会問題を学ぶことができます!

見学に行った際は、海の植物で二酸化炭素を吸収する「ゲーム」を作るプログラミングワークショップ、SDGs課題14「海の豊かさを守ろう」をテーマに「ブルーカーボン」についての授業が行われていました。
森林などが吸収するCO2を「グリーンカーボン」、海藻など海の植物によって海中や海底に吸収/埋没されるCO2のことを「ブルーカーボン」と呼びます。ブルーカーボンについてはこちらをご覧ください!
地球温暖化の原因となる二酸化炭素は、実は海の中に吸収され、温暖化を緩和しています。しかし、近年は海の中に吸収する二酸化炭素が多すぎて海が「酸性」になり、生態系に大きな影響を与えているのです。そこで今注目されているのが、海のなかで光合成をしてくれる海草の「アマモ」。そんな海の救世主についてプログラミングを使って簡単なゲームからはじめ、ゲーム作成で大事なバランスの取り方を学べます。

子ども達は、熱心にタブレットを使い分からないことは質問したりと積極的に取り組んでいました。
また、会場には宮古工業高等学校の学生さんもお手伝いとして来ていてとても頼もしい!
内容も徐々にレベルアップし、指定された場所に「アマモ」を増やしていくなど一人一人高得点を狙います。オリジナルのゲームづくりに、子ども達はとても楽しそうでした。
海の生態系を維持する大切なアマモやサンゴ礁が多くある宮古島をはじめ、きれいな海を守るため、ICTの力を活用した学習を行うことで、ゲーム感覚だからこそ地球温暖化対策において大事な事に気づきやすかったのではないでしょうか。

将来を担う子ども達が積極的に学び、宮古の豊かで美しい海を守るため社会課題解決について今後も興味、関心を持ち小さな行動を起こしていってくれたらエコアイランド宮古島としてもとても心強いかぎりです!