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おきなわ県民カレッジ〜SDGsを学ぼう〜
8月1日(木)に宮古合同庁舎にてNPO法人「宮古島海の環境ネットワーク」の方々が小中学生を対象に、身近な買い物を疑似体験するアクティビティを開催しました。
SDGsの17の目標について知識はあっても、それを自分の生活にどう結びつけるか、具体的に何をすべきかがわからない人は多いものです。
そのためこのプログラムでは、身近な買い物を疑似体験するアクティビティを通して、日々の生活と学校での学びがつながっていることを理解すると共に、一人ひとりの行動がSDGsの目標を達成する行動につながっていることを学びます。
今回のワークショップでは小中学生計11名が参加し、カレーに必要な買い物を通じて一人一人が生活の中でできるSDGsに貢献する方法について考えました。
子供たちは、産地や値段、個数の異なる食材の中からどれが最もお得かを話し合い、グループごとに買い物を行います。家計を考えると大量生産された安価な商品が良いのではないか、地元産を選ぶことで地元の農家を支援できるのではないか、あるいは環境を考慮するなら無農薬の食材を選ぶべきではないか、などの観点から「お得」についてさまざまな視点で考えます。そして食品ロスの少ない方法を模索するなど、単なる食材選びにとどまらない、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを学ぶ貴重な機会となりました。
参加した子供たちは楽しみながらも真剣に取り組んでおり、自分たちの選択が宮古島の豊かな自然を守ることにつながるという意識が芽生え、持続可能な未来に向けた一歩を踏み出すことができたと感じています。
また、プログラムの中では、宮古島の自然環境についての話もあり、子供たちはこの島の自然がいかに貴重で守るべきものであるかを改めて感じたようです。
今回のワークショップを通じて、子供たちは日常生活における一人一人の小さな選択や行動が大きな影響を持つことを実感し、今後もSDGsの目標達成に向けて前向きに取り組んでいくことでしょう。私たちも、日常の中で少しずつでもSDGsに貢献できる行動を意識してみませんか。