与那覇湾や地下水保全のスタディツアーを作ろう!
2022.12.1512月2日(金)に、おきなわ環境クラブさんと宮古島環境クラブさん主催のおきなわ水環境セミナーが行われました。
第 8 回目の開催となる今回は、私たち一人ひとりが宮古の観光について考える機会になるように「ラムサール条約10年目の与那覇湾から宮古の観光開発を考える」がテーマでした。
▲おきなわ環境クラブ会長兼、宮古島環境クラブ代表の下地邦輝さん
宮古島環境クラブ代表の下地さんは、「宮古島の地下水保全の課題解決のためには、まずは環境について一人ひとりの理解が必要だと思いました。その理解を広げるために環境クラブを立ち上げた。」と話し、今回は3つのテーマでお話されました。
1.与那覇湾の保全と活用
(ラムサール条約登録から 10 年、現状と課題、観光資源とツアープログラム)
2.地下水保全を学ぶツアーの創出
(地下ダムや井戸・湧水群など)
3.宮古の生活・産業の文化ツアーの創出
みなさん、登録10年目となるラムサール条約とはどのような条約かをご存じでしょうか。
それは湿地の保全と持続可能な利用を促進するための条約です。条約では保全して再生していくだけではなく、賢明に利用していくことも柱としているそうです。
つまり、守るだけでなく活用していくことが、貴重で多様な生態系を持続可能なものにするということです。
▲水環境セミナー配布資料参照
「川満漁港では、エコガイドツアーやスタディツアーを開催して、旅行客や研修などの受け入れもしました。保全するだけでなく活用しなければ、活動資金が不足して定着しない。活用することがとても大事なんだ。」と話す下地さんからは、この活動の本質や、これからも活動を続けていくという思いが伺えました。
講話後には、与那覇湾や地下水保全のスタディツアーとは?などについて、みんなで多様な意見交換をしました。
参加者からは、
・スタディツアーは楽しそうで良い活動だと思うので広げていきたい。
・ツアーは島外の場合は修学旅行、島内の場合は遠足などで利用し、知る喜びを感じながら楽しく学んでほしい。
・行政や観光協会などとのつながりをうまくつないでいくと宮古全体がもっと盛り上がると思う。
・まずは島の子ども達に、宮古の自然の大切さを学んでもらいたい。島外へでた時に、宮古の自然環境を自慢できるような子ども達にしたい。
など、ツアーが多くのみなさんに伝わり、広がってほしいという意見が多く出ました。
みなさんのご意見や想いが「千年先の、未来へ。」届きますように・・。
今後のツアー開催に乞うご期待です!!
ご参加されたみなさま、おつかれさまでした!