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持続可能な農村・漁村の発展

2018.3.22

人口減少、高齢化など様々な課題を抱えている宮古島において
これからの農業・漁業を未来に繋げていくためにはどうしたらよいかをみんなで考える
「宮古島の未来型 農村・漁村活性化セミナー」が開催されました。

 

まずは持続可能な農村・漁村の発展のために
誰と誰が、どのようなことを、どのようにすればよいか。まずはグループに分かれて意見交換です!

 

見学者も含め50名以上の参加応募があったということで、会場は序盤から盛り上がっていました!
学生さんの姿や、飲食店の方、実際に農業・漁業で生計を立てている方…有名なあの方の姿も!✨

 

 

年代も職業もバラバラな皆さんが集まると色々な視点からの意見が聞けて面白いです。

 

 

 

ある程度意見が出そろったところで、2グループに発表して頂きました。

殆どのグループで話題になっていたのですが、こちらのグループでも「後継者不足」を訴える人が多かったようです。
高等教育機関のない宮古島では、進学や就職を機に島外に出てしまう若者が大半で
ただの高齢化ではなく、高齢社会という厳しい現状にあること。
学生たちからも、農業や漁業は大変な割りに収入が少ないというイメージがあるといった意見も出ていました。
解決策としてはインバウンドで来る海外の人達との交流を増やしたり、
宮古島ならではの産業・観光の仕組みづくりをしていかなくてはダメなのではないかといった意見が出ていました。

 

 

こちらのグループでは、漁師さんや栄養士さんがいらっしゃり
地産地消についてや、ITを使って島外にも野菜や魚を販売できたらいいねといった意見も出ていました。

 

後半は株式会社FROGS Founder CEOの山崎氏をはじめ、Ryukyufrogsに参加しシリコンバレー研修を経験した宮古島の学生や
豪華パネリストの皆さまをお迎えしてITを活用したスマート農業の取り組みや、人財育成についてお話して頂きました。

今回のイベントを通して、業種や立場を越えて同じような悩みや課題があることが認識できたと思います。
また、それらを解決したいという熱意も共有できました。
それぞれにできることは違うかもしれませんが、だからこそお互いに連携すれば何か少しでも改善できるかもしれません。
更にITの力を借りれば、新しいこと、面白いこと、便利なことが生まれる…

「いつまでも住み続けらる豊かな島づくり」がまた1歩前に進んだような、
まだまだ宮古島はこんなもんじゃないぞ!といったエネルギーを感じる1日となりました(^^)✨