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変わりゆく宮古島の景観「サッフィ・ポー崎」

2018.3.15

宮古島の海の玄関口であり、物流拠点でもある平良港。
2015年伊良部大橋開通に伴い平良港と伊良部島の佐良浜港を結んでいた定期船は終了。
近年は国際クルーズ船の入港で賑わっています。

昔この辺一帯は「漲水港」「さんばし」と呼ばれ、「サッフィ」や「ポー崎」といった綺麗な入り江があり
地元の人達の憩いの場であり、若者のデートスポットや子どもたちの格好の遊び場として親しまれていたようです。
時代の流れの中で島は発展し人々の生活が豊かになる一方、自然や生き物の住処が失われていきました。

更に時代が進むと、宮古島だけに限らず世界中で様々な異常気象や
失われていく自然・生物のニュースが絶え間なく流れるようになりました。
そういったニュースを見ていると本当の「豊かさ」ってなんだろうと、考えさせられます。

果たして人間が便利で快適な暮らしだけが豊かな発展なのでしょうか。
大事な島の資産である自然や景観をのこす事も、島の未来を見据えた「発展の在り方」ではないでしょうか。
宮古島市では平成23年に宮古島市景観計画を策定し、今後も市民のみなさんと大切な島の景観を守る取り組みを続けて参ります。