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第5回ゆくりば「新しいエコアイランドの標語をつくろう!」

2017.11.25
エコアイランド宣言 2.0 新しいエコアイランドの標語をつくろう!

少し長くなりますが、ぜひ、ご覧いただけますとうれしいです。
わたしたちは、これまでのエコアイランドの取り組みを振り返り、
もっともっと市民のみなさんと共にあるエコアイランド宮古島であるべきだと考えました。
市民のみなさんとともに同じ道を歩いていくための「言葉の道標」が必要だと考えて、
市民のみなさんの意見をもとに、標語をつくることを考えました。
ふと道に迷ったとき、原点に還るための合言葉。。。そのような拠り所が必要だと感じたのです。
 
 

市民のみなさんから、たくさんの標語のアイデアが出たワークショップ
 そこで昨年度、学生・ボランティア団体・事業者団体・マリン事業者など島内の様々な方々にお集まりいただき、
これからのエコアイランドに取り組んでいく為の標語づくりのワークショップをしました。
チームに分かれて、自分たちの考えるエコアイランドに相応しい標語づくりにチャレンジしたのです。
素敵で思いの詰まったアイデアがたくさん、生まれました。
そのワークショップの様子はこちらです。
アイデアを磨く今年度
 今年度、そのアイデアを元に、さらに磨き上げ魅力的な標語にするために、
数々のクリエイティブの国際アワードを受賞している重冨健一郎氏をはじめとした専門家の方々を招き標語制作チームを作り、
数種類の標語を開発しました。今回のゆくりばは、重冨氏を講師に迎えて、みなさんにいただいたアイデアを元に開発された標語を披露、意見交換し、新しいエコアイランドの標語をつくる回となりました。
昨年度の標語作りワークショップ参加者の方達にもお声がけしましたが、
都合がつかず全員参加はかないませんでしたが、関心をお寄せいただいた方達にお集まりいただくことができました。
 まずは重冨氏の実績紹介から…

数々の受賞歴をお持ちのアートディレクター/クリエイティブディレクター重冨氏。
素敵な作品の中から二つ、ご紹介下さいました。

まずはデザイン海苔。
日本人の食生活の変化の中で、海苔の消費も下降気味な状況の中、震災が起き生産地は大打撃を受けました。
そこで立ち上がったのが重冨氏でした。
海苔が育んできた日本の古き良き食文化を、まったく新しい切り口と見せ方で、ブランド化しようという試みです。
なんと海苔にレーザーカッターで切れ込みを入れて、精密な日本の紋様を刻み込んだのです。
デザイン海苔は話題となり、たくさんの賞を受賞することになります。
その斬新さと話題性はこちらをご覧になれば一目瞭然。ご覧ください。
海外の広告祭で受賞した「デザイン海苔」がすごい – NAVER まとめ

 

そして次に、日本フィルの「きくくすり」。
クラシックという音楽から人々が離れてしまった…
今、再び人々に親しみを持ってもらうにはどうしたら良いか。
そのような相談が重冨氏のもとに寄せられました。
クラシックは、人の心を落ち着かせたりすると言われていて、
その効能に焦点をあて「聞く」と「聴く」を掛け合わせて出来た言葉が「きくくすり」でした。
このコンセプトをもとに様々な仕掛けを打ち出していきました。

詳細は、こちらの映像をご覧ください!!

この後、開発した5つの標語について、参加者のみなさんと議論していきました。
率直のご感想をたくさんいただきましたので、また次回、こちらで記事にまとめたいと思いますのでお楽しみに!!
また、標語に関する感想の他、エコアイランドそのものへのご意見もたくさんいただきました。
もっともっと市民の声を聞き、届けて欲しい。
市民の環境保全活動についてもっとフォローをして欲しい。
やりっぱなしのプロジェクトではなく、きちんとした計画を持ってプロジェクトを進めて欲しい。
エコアイランドにしっかり取り組むという姿勢を改めてわかりやすい形で示して欲しい。
などなど、たくさんのご指摘をいただきました。
いただいたご助言を真摯に受け止めて、10年目のエコアイランド宣言2.0にしっかりと取り組んでいきたいと思います!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。引き続き、よろしくお願い致します!