市街地型エコハウス見学会
2021.11.29
今月6~7日、平良西里にある市街地型エコハウスの見学会が行われました。
このエコハウスは、宮古島の気候風土に合わせ、自然エネルギーを最大限に活かした住宅となっており、環境に負担をかけずに建設されています。
そんなエコハウスのエコ工夫を一部ではございますが、ご紹介させて頂きます!
エコ工夫1
杉無垢材の調湿効果・・・杉無垢材とは、そのまま切って乾燥させた杉材のことです。ニス等の加工がなく、杉本来の温かみを感じることができるとともに、杉本来の調湿効果を発揮するため、夏場など湿度の多い時期には吸湿し、逆に冬場などの湿度が少ない時期には吸収した湿度を吐き出す効果があります。
エコ工夫2
地窓による換気・・・地窓をつけることにより、床レベルでの喚起を促し、宮古島特有の湿っぽさを解消します。また、地窓を通ってくる風は、影部分を通ってくるため、ひんやりとした風を取り入れることができます。
エコ工夫3
花ブロック(有孔コンクリートブロック)の活用・・・とても優れた日よけ効果がり、また暴風対策や防犯対策(窓を開けていても、人は侵入できない)にもなります。
エコ工夫4
スケルトン・インフィル工法で長く住める家・・・「スケルトン」は建物の骨格、構造体のことで、「インフィル」は内外装・設備・間取りのことです。長寿命の躯体(骨組み)に変化を前提とした内部を組み合わせることで、住み手のライフスタイルの変化に合わせ、内装・設備・間取りが簡単に変更できるため、何世代にも渡って住み続けることができます。
エコ工夫5
雨水貯蔵タンク・・・玄関前の地下には約12000リットルの雨水を貯蔵するタンクを設置。この水を利用し、外回りの掃除や植物への水やり等を行うことができます。
見学会では、クイズラリーも実施(^-^)
ご正解された方には、もれなく理想通貨を進呈させて頂きました!
また「いけばな教室ほうじゅ」によるいけばな展も同時開催され、見学会、まさに「華を添えて」頂きました!
見学会を終えて、担当のエコアイランド推進課の奥松さんは、
「今回のエコハウス見学会では、いけばな展と同時開催したことで、
お花に興味があってきた方に対してもエコハウスの魅力を伝えることができ、
『こんな場所があるなんて知らなかった』
『また来たい』
『お家を設計する時の参考にしたい』など、嬉しいお声を頂くことができました。
大人から小さなお子様まで、2日間で総勢169名という沢山の方々にご来場頂き、
エコハウスのことを知って頂くことができたことをとても嬉しく思っています。」とお話しくださいました。
見学会に来てくださった皆様、共催してくださったいけばな教室ほうじゅの皆さま、ありがとうございました<m(__)m>
今後も、エコアイランド宮古島の取り組みにご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます!