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平良中学1年生の皆さんと考える“宮古の海“のこと。

2020.10.14

平良中学校1年5組の皆さんを対象に、エコアイランド推進課と吉田せりさんがエコに関する出張講義を行いました!

クラスの皆さんが総合の授業で勉強されている「海の環境問題」がテーマの授業です。

エコアイランド推進課は「エコアイランド宮古島」についての講義をされました。

皆さんは、エコアイランド宮古島宣言がどのようなものかご存じでしょうか?

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1.私たち市民は、島の生活を支えるかけがえのない地下水を守ります。
1.私たち市民は、美しい珊瑚礁の海を守ります。
1.私たち市民は、みんなの知恵と工夫で、限りある資源とエネルギーを大切にします。
1.私たち市民は、ゴミのない地球にやさしい美(か)ぎ島(すま)宮古(みゃ~く)島(ずま)を目指し、一人ひとり行動します。
1.私たち市民は、緑・海・空を守り、すべての生物が共に生きていける環境づくりのため行動します。
1.私たち市民は、よりよい地球環境を取り戻し・守るため、世界の人々とともに考え・行動し、未来へバトンタッチします。

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生活に欠かせない地下水や、海の中で私たちの生活を支えてくれているサンゴ礁を守り、ゴミのない地球を目指して1人1人が行動していく、という宣言です。

今回の授業では、

・これから先、宮古島に住み続けるにはどんな条件が必要なんだろう?

・私たちが使っている電気はどこからつくられているんだろう?

・今後考えられる危機はどんなことが考えられるだろう?

といったこと問題をみんなで考えました。

吉田せりさんは、シュノーケルやスキンダイビングが趣味の、生粋の海好きです。

しかし地元で育った生徒たちにとっては、宮古島の海は特別でもなんでもなく日常の風景。

「宮古島の海は世界の宝であり有数の美しい海なんだ」ということを知ってもらいたい、とのことでした。

授業を通して、生徒の皆さんが少しでも「地元・宮古島の海を身近に感じられた!」と思って欲しいという想いを込めて講義をされました。

 

「シュノーケルをしたことはありますか?」

との質問に、手を挙げたのは2、3人ほど。

「実は宮古島にはウミガメだけじゃなくて、イルカも住んでるんだよ」と聞いた生徒たちは、驚いている様子が見られました。

また、宮古島の海がどれほど綺麗かを知るために、比較として東京の海水浴場や海中の動画を見たときも「同じ海でもこんなに違うんだ!」と驚いていました。

 

そして「宮古島の海の問題」として、ゴミのポイ捨てや、サンゴの減少などの問題についてもお話していただきました。

やはり、ゴミ問題などを考えるうえでは、「なぜダメなのか」を知る必要があります。

今、ゴミのポイ捨てや海水温の上昇によって海の中では何が起きているのか?をわかりやすく教えていただきました。

生徒の中には、授業後に宮古島の海を身近に感じられた人もいるはずです。

もし、今感じられなくても何年後かに「そういえばこんなことを教えてもらったな」と思い出すかもしれません。

 

宮古島の未来を担う生徒の皆さんは、もっと宮古島の海について知って、自分たちにできることを考えて少しずつ行動していってほしいと思います。

もちろん、私たち大人も1人1人ができることはたくさんあるはずです!

ゴミを見つけたら1日1個拾うとか、海で遊んだらゴミを拾って帰るとか、エコバッグや水筒を持ち歩くとか・・・

大人が行動する姿を見れば、子どもたちにも伝わるはず。どんな小さなことも、立派なエコ活になります。

 

取材させて頂いた1年5組の皆さん、エコ課の皆さん、吉田せりさん、ありがとうございました!