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キュウリでインスタ映え!沖縄県立宮古総合実業高校のSDGsの取組みについて

2020.9.4

沖縄県立宮古総合実業高校では、学科ごとにSDGSの取り組みを行っています。

今回は、生物生産科の安座間先生に取材させていただき、どのような取り組みを行っているのか教えていただきました!

SDGsには17のゴールがありますが、

宮古総合実業高校では、各学科・教科で特色ある取組を行っています。

今回取材させていただいた安座間先生が担当する生物生産科1年生の授業では目指すゴールとして、

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2「飢餓をゼロに」

3「すべての人に健康と福祉を」

12「作る責任、使う責任」

17「パートナーシップで目標を達成しよう」

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の4つを設定されています。

具体的な取り組みの内容としては、「食品ロス削減から始まるSDGS推進」です!


▲規格外キュウリXインスタ映え(12に該当)


▲幼稚園児向けに規格外果の試食、収穫体験。(12に該当)


▲キュウリの規格外果を子ども食堂へ寄付。(12・17に該当)

高校生らしい柔軟な発想で、キュウリをインスタ映えにしてしまうのはとても面白いアイディアですよね!

生徒さんたちは、このようなSDGsの取り組みを通して様々なことを学んでいます。

今は、高校に入学して初めて農業を体験しながら、授業でキュウリの栽培を学習されているそうです。

毎回キュウリの収穫量と廃棄量を記録されていますが、見た目の悪いキュウリは販売できず、1か月で200Kgのキュウリが廃棄となるんだそうです。

生徒さんたちは、思ったより曲がったキュウリが多いことに驚いたんだとか!

しかし、味見をしたら販売しているキュウリと変わらず美味しいことに気づき、

「この販売できなかったキュウリを廃棄にしないためにはどうしたらいいのか?」を考えてくれました!

 

具体的なアイディアはこちらです。

上から優先順位順に、

 

①子ども食堂へ寄付する

②病院へ寄付する

③規格外キュウリのキャラクターをつくって販売する

④カット野菜にして販売する

 

それ以外にもたくさんのアイディアが出てきたそうです!

 

このように、沖縄県立宮古総合実業高校の生徒さんは、

栽培の知識、技術だけではなく、食品ロスを減らす取り組みについても学んでいます。

 

SDGsを積極的に取り入れながら様々な取り組みを授業で行えるのは、率直にうらやましいと思いました!

島の未来を担う学生さんたちは、授業で学んだ知識と合わせて体験を通して学んでいけるというのは、とてもいい環境ですね。

 

沖縄県立宮古総合実業高校の取り組みを、これからも注目していきたいと思います!

安座間先生、お忙しい中取材させて頂きありがとうございました!