タイムトラベル型宮古旅「綾道(あやんつ)」
2019.10.11青い海空、白い砂。近年、リゾート地として注目を集めている宮古島。
実はその島内各地に約600の県・国指定の文化財があることはご存知ですか?
以前このサイトでも紹介した昔ながらの風情漂う「漲水石畳通」も、その一つ。
最近では映画やドラマなどを通して「沖縄」=「琉球王国」というイメージがすっかり定着していますが、
各離島にはそれぞれに独自の文化があり、歴史があります。
タイムトラベル型宮古旅『綾道(あやんつ)』シリーズとは?
平成24年度、沖縄振興特別推進交付金を活用し「宮古島市 neo 歴史文化ロード整備事業」がスタートしました。
宮古島の各地域に点在する約600の文化財を散策できるコースを整備することで、
「人」自然」「食」といった既存の観光枠を飛び越えたタイムトラベル型の宮古旅を提供することが目的となっています。
そのガイド役となるのが、こちら。『綾道(あやんつ)』シリーズの冊子たちです。
「綾道(あやんつ)」は、宮古島の方言で「趣のある道」という意味を持ち、
それぞれのエリアごとに整備されたコースには、その名に恥じぬ昔ながらのどこか懐かしさを感じる道たちが記されています。
今回取材に応じて下さった宮古島市教育委員会によると、2019年9月現在
「砂川(うるか)・友利コース」
「下地・来間コース」
「平良北コース」
「宮国・新里コース」
「戦争遺跡編」
「伊良部島コース」
「平良南/松原・久貝」
「城辺東・北コース」
の8冊か刊行されており、今後新たに2冊の発行が予定されているとのこと。
冊子は宮古島市の各庁舎で無料配布されているほか、未来創造センターの方でも読むことが可能とのことです。
青い海空、白い砂。そんなリゾート地としての宮古島ではなく、昔懐かし歴史を感じる旅。
これを機会に、島のあちこちを歩いてみてはいかがでしょうか?(*^-^*)