きみたちに残したいもの
2020.2.22今が未来に続いてる
きみたちに残したいもの。
全国から遊びに来る⼦どもたちと、宮古島の⾃然の中で遊ぶ仕事をしています。
ダイビング中のお⼦様を陸でお預かりする仕事ですが、宮古島を五感で楽しんでほしい!と、宮古の⾃然や空気感に触れ合う経験を取り⼊れて20年ほど過ぎました。
サトウキビ畑を散歩して、⽜やヤギや南国植物にであったり。
公園で⼈懐っこい島の⼦供たちと触れ合って遊んだり。
ビーチでで泳いだり、砂遊びしたり、⾙拾いしたり。
草むらで⾍を追いかけたり。
⾃分の⽥舎のように毎年通ってくれる⼦も増え、親御さんのダイビングだけでなく、⼦どもたちが宮古島で遊ぶことも⽬的の⽅がたくさんいます。
⾚ちゃんだった⼦が⼩学⽣・中学⽣・⾼校⽣になっても「ただいま〜」と帰ってきてくれるがうれしくて、⼦どもたちの笑顔がやりがいの⽇々。。
宮古島の⾃然の豊かさ、空気感のあたたかさに恩恵を受けて⽣活しています。
でも、ビーチにゴミや観光客が増えて、⼦供たちが楽しみにしていた⾵景とは変わってる場所も出てきたここ数年。
⼀緒にゴミを拾いながら、「なんできれいなところを汚くするの?」と笑顔以外の顔を⾒ることも。
それでも、今年も宮古島の海や⾃然は、全国から来る⼦供たちの⼼に様々な種をまいてくれました。
また、そういう⼦どもたちと⼀緒に成⻑した我が⼦たちも、進学先から帰省する度に変わっていく故郷の姿に、⼾惑いと憂いの表情を⾒せます。
我が家も雑地に家を建て、観光客相⼿の仕事をしてるので、島が開発されていくことを⾮難できる⽴場ではありません。
発展なのか。衰退なのか。豊かとは何だろう。
宮古⼈の主⼈と葛藤することも増えました。
⼦供たちを育んでくれた美しい海やおおらかな⾃然や暖かい⼈の空気感は、ずっと残していきたいもの。
これから島で出会う⼦どもたちにこの素晴らしい体験を繋いでいくために、島に帰ってくる⼦どもたちが嘆かないようにするために、わたしたち⼤⼈に出来ることはなんだろう。
残したいものを⼦供たちに⾒せ続けることしか今は私にはできないけれど、それが未来につながっていくのなら、1歩1歩を進んでいこう。
君たちに残したいものがココにある。
いかがでしたでしょうか。
この作品は、セソコマサユキさんによる市民ライター講座の受講生の仲宗根さんの作品です。
島内だけでなく島外から遊びに来る子供たちにも
沢山の学びや経験を与えてくれている宮古島の自然。
その中で感じる島の変化。
子供たちの反応は素直で、だからこそ胸に刺さるものがあるのでしょう。
仲宗根さんの実体験に基づいた言葉だからこそ伝わるものがあります。
素敵な記事をありがとうございます。