「おばーやーへの道」
2018.12.20セソコさんの講座(セソコマサユキさんに学ぶ市民ライター講座振り返り★)とフォローアップ講座(ゆくりば)(第一回/第二回)に参加した方の記事のご紹介、第四弾!
今回は、宮古島ご出身の田名さんの記事のご紹介です。育児休暇中のご参加でした!!
(第一弾「心の深呼吸at下地島17END」)(第二弾「十年みち~千年先の未来へ~」)(第三弾「緑陰」)
宮古島で生まれ育ち、母親でもある田名さんの、「千年先の、未来へ。残したい宮古島の情景」とはどんなものでしょうか?
是非、ご覧ください!
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「おばーやーへの道」
夏もそろそろ終わりの日曜日。休みの朝は体が軽いらしい。
いつもより1時間も早く目が覚めた娘にせがまれておばーやーまで散歩。早朝の匂いはなんだか特別だ。
買ってもらったばかりの二輪車で先を行く娘に声をかけながら歩く。
小学生の夏休み、ラジオ体操に行くために毎朝通った道。
変わらない景色。変わらない匂い。
20年以上経って娘と歩いている不思議。
「おーーーーい!」
遠くで牛の世話をするおばーと父親を呼ぶ声が朝の少し冷たい空気にのって遠くまで響く。
目の前にあるけど懐かしい。
いつでも幼かった日に戻ることができる。
そんな場所がきっと誰にでもある。
田名